饒舌に・・。

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私の生い立ち
18日より本年度の新入社員研修がありました。3人の男性社員が加わりました。和歌山県田辺市・京都市・亀岡市からの入社です。

2日間研修を行いました。昼は座学で夜は連夜の歓迎会となりました。歓迎会の飲食店まで一人で歩く道すがら、朧月を眺めました。柔らかな夜気に包まれ、今年もこの季節が来たことを実感しました。

・・・

入社時に「私の生い立ち」なる作文を出してもらいました。3人とも力作ぞろいで、読み応えのある文章でした。

偶然の一致か?2名は寮生活の経験者でした。

「・・・私が思うところでは一番厳しい学校だったと思います。・・特に寮では、1年生のときに朝六時半にラジオ体操を始め、ラジオ体操にミスがあれば腕立てや腹筋をしたり、時にはグランドまで走りにいったりと、まるで軍人か何かと・・。」

「・・・・上下関係が厳しく、挨拶や規則が特に厳しかったです。寮なので挨拶や規則がまもられない場合は、廊下で正座2時間や、雑巾で往復20往復、また朝6時半からラジオ体操、学校の周りをランニングと刑務所のような暮らしが1年間続きました。」

面白い文章を書くのは△△君でした。

「気づいたときは家の前に私の姿はなく、慌てて辺りを見回す。すると車通りの多い車道のど真ん中で三輪車を駆る私の姿。男2歳半にして北を目指す。私を育てる上で・・・。

・・しかし二年生になったころひとつの出会いを経験し、その出会いが私を大きく変えた。無二の親友であり、兄であり、弟でもあるAとの出会いだ。」

各々の長文を読み終えて「う~ん。」と唸りました。

人に歴史あり・・。」ですね。

3人の将来に大いに期待したいと思います。

   言ひつのる  唇うつくしや  春の宵       日野草城

猛獣になった気分!

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先日は月1回の一斉清掃日でした。1年前くらいから、月1回朝1時間、全員で会社の中や倉庫の中を掃除しております。毎月ごみ籠に出てくる出てくる・・・、創業以来?のため込んだものが・・・。

一巡したので、先月は社屋の床磨きとワックスがけをやりました。結構大変で、仕上げは、土曜の夜の最終退出者が足元のワックスをかけ、自分の足跡を消しながら社屋を出ていくという・・・グランド整備まがいの手順でした。(笑)

おかげでピカピカに光るほどになりました。危うく床で滑って転んだ方もありましたが・・・。

今月は天井の掃除でした。蛍光灯をはずして、磨きました。
清掃

わたしも脚立に上がり、ポリカをおさえる輪っかをはずして、磨きました。はずす時に、身体に輪っかが、はまります。

「○東君、輪っかが身体に入ると・・・サーカスの火の輪くぐりのライオンになった気分やね・・。」(微笑)

「はぁ・・・。」(苦笑)

「・・・ハッ!!。」(くぐったつもり・・)

「・・・」

「・・・ハッ!!。」

「・・・」

先日も宝塚の温泉でユーミーマンションの経営者の研修があり、参加しました。3人部屋でした。研修が終わり浴衣に着替えようとしました。ニットで編んだ足袋が用意してあり、3人仲良く履き替えました。みんなの足元を見てるうちに、

「・・・なんか・・・みんなで猪(イノシシ)になった気分やね・・。」(微笑)

「・・・・」(一同苦笑)

陽気も良くなり、猛獣気分の社長もうろうろしだしました。

     春ずんずん  豚は鼻から  歩き出す          寺田良治

Good job!

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施主会那智速玉神社
恒例のユーミーマンションの施主会の旅行で、週末を17名で、和歌山県の熊野古道を訪ねてきました。熊野那智大社など熊野信仰の中心で、丁度、近所の熊野神社の氏子である私には、格好の「熊野詣で」となりました。

天候にも恵まれ、梅の花咲き誇る、南紀の自然を満喫してきました。毎年の参加者のため、参加者同士も旧知の友人のようでした。

湯も峰温泉あずまや
田辺市の湯の峰温泉で「あづまや」という、老舗旅館に泊まりました。前日、エージェントの旅行社が会社に寄られ、

「社長、明日の旅館は、鄙びた処の温泉宿で、此までの旅行の様な贅沢な旅館とは違うので、ご承知を・・・。」といわれました。

行ってみますと、温泉の歴史は1800年と、歴史を感じさせる鄙びた場所でした。

旅館のお風呂の湯も温度が高く、とても心地良く、槇(まき)製の湯船が、ぬるぬるして滑りそうな感じでした。

付いて頂いた二人の中年の仲居さんのサービスが、とても印象に残りました
終始笑みを絶やさず、心のこもったおもてなしをして頂きました。

ユーモアのセンスもありました。

宴会で施主会会長さんの挨拶がありました。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、というわけで長々としゃべってきましたが、目の前を見ますと、美味しいお料理が冷めてしまっているようで・・・。」

・・ホントにお料理が冷めました。」(仲居さん)

(一同爆笑)

翌朝も大広間で揃って朝食を食べました。

広間中央で一人の仲居さんが、笑みを絶やさず、お盆を持って、終始、我々に目配り心配りをされていました。

こざっぱりした作務衣を着られて、美しい横顔と、立ち居振る舞いの見事さは、ほれぼれするものでした。

我々も「サービスはかくありたい。」としばし見とれました。

若女将も長湯をされて、体調不良になられたお客様の部屋に見舞いに来られたり、朝、大広間でにこにことご挨拶されたり、申し分ありませんでした。

部屋の布団上げ下げをして頂く、年配の方々の、朗らかな話し声も、心地いいものでした。

全てのサービスが、間然として・・・・・

まさに、

「Good job!」

3月去る月別れ月

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ちりめん3
お客様をお送りして、受付に来ますと、青年が二人カウンターにかけておられました。

「・・・お聞きしておりますか?」

「ええ。」

横で、女性社員が不在の担当者に電話をかけておりました。マンションの退去の手続きに来られたようです。本日、退去のご様子です。担当者に電話を替わりますと、年度末でバタバタしているようです。

「・・17:30やったら、僕が行けるで僕が行くわ・・。」

「助かります。」

お話をお聞きしますと、高知市の西のS市に、地元の大学をご卒業されて、帰られるようです。

「あっちの方は、この間のテレビ番組の『歌姫』ですか・・。面白かったですね・・。」

帰り際、ご郷里の特産のちりめんじゃこの詰め合わせを

「お世話になったので・・。」

と手渡されました。

会社に何もなかったですが、浜松のうなぎパイがあったので、僅かですが、ポケットに入れて頂きました。

彼の前途に幸多からんことを祈り、お見送りしました。

  白梅(しらうめ)に  明くる夜(よ)ばかりと  なりにけり     与謝蕪村

20数年ぶり・・

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港
○○市の精錬会社に契約のご挨拶に行ってきました。海の入り江のそばに工場がありました。久々の快晴で、寒気がゆるんだ、入り江ののんびりした風景を眺めながら、高台の事務所に上がっていきました。

実は、その会社のグループ会社さんとは20数年前に商業店舗の工事をさせて頂いております。20数年ぶりにお声がかかりました。新たに用地を取得されて、原材料の倉庫をお世話になります。ご担当も一族の次世代の方になっております。

応接室で待っていますと、旧知の専務さんがニヤッと笑って入ってこられました。

「米田君、久しぶりやなぁ・・。」

「△△さん(ファーストネーム)もお久しぶりですね・・。」

「・・もう20数年になるかなぁ・・・。お互い歳とったなぁ・・。(笑)あれから・・・、15年前にこっちの会社に移ってなぁ・・。・・・・・。」

それから、小一時間、積もる話に花が咲きました。

ゆったりとした気分になりました 。

帰りに、入り江を眺めながら、春がそこまでやってきていることに気づきました。

  三月の   甘納豆の  うふふふふ       坪内稔典