山わらふ

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里山 桜2日曜日に三和町まで遊びに行っていました。夕刻帰る道すがら、ここ彼処に散り始めの桜が見られました。

遠くには山全体が新緑で盛り上がりつつある中の山桜、里山には、よくぞ植えたと思うほどの桜の古木の数々・・・。

萩原あたりの里山の桜もとてもいい感じで、味わいのある景色でした。丁度、漫画の「日本昔話」に出てくる景色のようでした。懐かしい眺めでした。

福知山IC付近の桜も、しだれ桜もあり、贅沢な景観でした。もう10年もすれば、鬱蒼とした森の中のICになるようです。自衛隊の桜ももちろん年期が入っていていいですね。

結局家まで飽くことのない桜の眺めが続きました。

我々の身体の中に「春→桜→いとをかし」の遺伝子が入っているようですね。

 春はあけぼの。やうやう白くなり行く、山ぎは少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。 

 夏は夜。月のころはさらなり。やみもなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。

                             「枕草子」清少納言

因縁

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「う~~ん・・・。」となんともいえない深い感慨が胸からこみ上げてきました。

今度着工する国道9号の福知山大橋(現道2車線を4車線にするための橋)の実行予算会議終了後のことです。

・・・

「鋼材が1週間で○万円値上がりして・・・。」(嘆息)

「現場の品質目標は、役所の規格値に対して、社内目標はより厳しい値の規格値・・cm以内でやります。」

・・・

会議終了間際に、私が発言しました。

「・・現道の国道9号の福知山大橋は、昭和39年に米田組が飛島土木(現在の飛島建設)の下請けとして、施工したんやで・・。先代がやった橋の真横に同じく橋台・橋脚をつくっていくわけや・・。丁度43年目や・・。僕が7歳位の時に国道9号の緑が丘のところで歩道の縁石の上で姉と撮った写真が、家のアルバムにあるわ。・・・・・感慨深いわ・・・。・・しっかりやらんと先代(17年前他界)が出てきて、どやされるで・・・・。」(笑)

「・・米田組の旧社屋の用地は飛島土木の現場事務所の跡地や。その後も付き合いが続いて、当時の現場所長の○上さんが僕の仲人や。・・・私の母いわく、飛島の人はお酒を飲んで飲んで・・・、ホルモン食べながら、仕事で疲れて寝てしまって、また目が覚めて飲んで・・・。」

福知山大橋

昭和39年竣工 国道9号福知山大橋

福知山大橋より自衛隊下交差点

国道9号 福知山大橋から自衛隊下交差点

国道9号南岡

国道9号 南岡

R9号南陵~駅南

南陵中横より駅南を望む (緑が丘)

この工事の担当をU課長がします。

彼が20才で専門学校を卒業して、一現場補助で付いて、次の現場でいきなり責任者として堀口の法川橋を担当しました。鋼矢板等の打ち物もあり、先代が毎日のように現場に行って、彼にあれこれと声を掛けました。

我々が1年目で「大丈夫か?」と心配しましたが、腕のかたい男で、しっかりと納めました。

その後、法川橋の続きの擁壁工事も彼が施工しました。通称「ぼうず抜き」と言われる鋼矢板を引き抜く工法が工事の中にありました。その為に、先代が、H型鋼の上下に滑車をつけて、100トンのクローラークレーンで鋼矢板を引き抜く器具をを会社の加工場で作りました。彼がその機械を指揮して、鋼矢板を引き抜いていきました。

・・・その彼が43年後に先代がした仕事の真横で、同じ橋脚を、将来の米田組の土木部を担うであろう若いF君やY君を従えて施工することに・・・つくづく深い因縁を感じます

先代・洋一・姉

先代・私・姉

(今「ぼうず抜き」工法のことを気になって調べてみますと、ワイヤーを引っ張る距離と引っ張る力の積が一定であれば、ワイヤーの引っ張る距離を長くすれば、動滑車を使うことにより、より小さな力で同じ引っ張る力を得ることが出来るそうです。。ハイ。)

     

あっ・・!!

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卓上花
陽気も良くなり、心待ちの桜も、少しづつ咲き出しました。

今朝は弊社のお得意様の○○様が、ご計画の貸家の打ち合わせにご夫婦でお見えになりました。ご夫婦のマンション・貸家・奥様のご姉妹様・娘様のお宅を入れて、これまで8棟ご契約頂きました。

機嫌良く担当の△畑君と打ち合わせ頂きました。私もご挨拶に部屋に入らせて頂きました。

「すこしづつ暖かくなってきましたねぇ・。」

「ええ。・・社長・・この間の××会の機関誌に広告有り難う・・。お礼も言わんんと・・。」

「いえいえ・・。」

 ・・・

お帰りの時に、外にお見送りました。お車が軽の新車になってました。後部には老人マークが貼ってありました。

「・・給油のレバーもわからんのですよ。(笑)」(奥様)

笑顔でお見送りしました。お見送りの時、

あっ・・!!」と気づきました。

運転されるご主人の白手袋には「住まいの参観日」で有名な某大手ハウスメーカーの赤と青のロゴマークがはいっていました。。(汗)

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先週は2ヶ所で請負契約に上がりました。中山道

1ヶ所は滋賀県の湖東の愛知川郡愛荘町でした。名門のI化学工業さんです。以前に工場棟をお世話になっております。今回は倉庫棟をお世話になりました。

本社の近くには、「中山道愛知川宿」のアーチがあります。

契約には社長さんと専務さんそして窓口の取締役工場長さん立ち会われました。

社長さんが開口一番

「(旅行の途中で)米田組のビルみたで・・。大きいなぁ。何坪ある・・?」

「○○坪です。」

「ふ~ん。米田君にはもったいないなぁ。(笑)」

「うちの工場長は君とこの大槻課長が誠実やいうて工事は米田組を推薦するんや・・。」

・・・

契約が終わって、社長さんから

「まだ11時やけど、食事して帰んなさい。君んとこらぁみたいに、美味しいものがあるかあるかわからんけどなぁ。(笑)」

ということで、近くのレストランで豪華な昼食をご馳走になりました。

・・・

神戸モザイク
もう1ヶ所は神戸のネット書店のアーカムさんです。神戸のハーバーランドの商工会議所ビルのベンチャー企業専用のインキュベーションルームにお入りです。多くの企業の中から「マネーの虎」みたいにプレゼンテーションを勝ち抜いて入居されています。

神戸テクノ・ロジスティクパークで現在、計画している物流センター兼店舗も日本経済新聞の記事になりました。

契約後に、神戸で貴金属やブランド品のリサイクルの商売をしている当社の常務()を紹介しました。

「今日、以前言ってました、弟が神戸に来てるようなので、ご都合よろしければ、このあと紹介したいんですけど・・。」

「・・いいですね。肩の張らないところで、お茶でもしましょうか?」(笑顔)

ということで、近所のモザイクという桟橋の横にある商業施設のオープンカフェに行きました。最高の眺めで、目の前には神戸港が一望できます。ポートタワーやポートピアランド・半円形のオリエンタルホテルなどがも望めます。目の前は桟橋でコンチェルトというスタイリッシュな遊覧船が桟橋に寄航していました。

少し肌寒いですが、オープンカフェからの春の神戸港の眺めは、なんともいえない、明るくエキゾチックなものでした。

弟は社長さんと同じネットを使った仕事ということで、楽しく語らいさせていただきました。

よきご縁が広がっていくことに感謝・感謝です。

神戸コンチェルト

リスペクト(敬意)

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警官
「とまってください・・。」

バイク2台のお巡りさんが、バックミラーの中で見え隠れします。

「お時間とってすみません。気づかれなかったですか?あそこの交差点は右折禁止なのを・・・。」

「あ~・・・・。全く、標識見てなかったです・・・。」

それから、交通反則切符を切られました。

「申し訳ないですけね。2点減点の罰金・・・円です。」

「いや~。僕が悪いのですから。」(何故か、かなり素直)

「こんな交通量の多いところに立たせて、申し訳ないです。車の中に入ってください。」

「いや・・いいです。」

捺印欄があり、指紋で捺印しました。指を拭こうとしたら、

「待ってください。」

自分のハンケチを出されて、

「これで拭いてください。」

「(自分のがあるから)いいです。そんなわけには・・・。」

お恥ずかしい話ですが、お巡りさんのリスペクト(敬意)のある応対に感心しました。その結果でしょうか・・私も紳士的に?応対しました。

・・・

以前にこんな事がありました。

新車のドアの調子が悪く、何回もクレーム処理を頼むも、一向に直らない○上君が、私に聞いてきました。

「社長、・・・・・で、一向になおらんのですけど・・。車のデイーラーの担当者に思いっきりクレーム言おうかと思うんですけど・・。どう思います?」

「思いっきり言わん方がええで。僕らも同じような商売させてもらってるんやし。クレームも逆に受ける立場やし・・・。」

・・・

二週間後、彼から話がありました。

「社長。良かったですわ。思いっきり言わんで・・。担当者の人には『貴兄に任せとくで、頑張ってなおしてな。』と伝えるだけにしました。何故かその後、いいことが何回も立て続けに起こりました。1ヶ月間探しても探しても出てこなかった子供のサークルの領収書が出てきたり・・・・。ほんまに不思議ですね。」(笑)

・・・

いわゆる「鏡の法則」みたいなものでしょうか。