Good fellows

お客様, 社内

手 木製昨夜市内某所で会社のリフォーム部の協力業者会である水曜会の懇親会が行われました。会社も入れて30名あまりが出席し盛り上りました。私自身も水曜会は初めての出席でした。

「毎日現場で雑巾を手にします。自分の現場がかわいいでなぁ・・。掃除の出来ん監督さんは仕事も出来ません・・・。」

「米田組の朝礼をたまに見に行きます。(部下の方に)○○君も米田組の朝礼に参加させてもらいな・・。」

「今日は泊まって帰ります。またこんな機会を作ってください。」

手を見ますと仕事で鍛えられ、仕事帰りでよごれた頼もしい手が沢山ありました。こんな協力業者の方々に会社が支えられていると思いました。

先週も日が暮れてから会社に帰ってきますとお得意様のIさんが駐車場におられ、廻りに当社の社員が3名おりました。それぞれIさんのマンション・住宅・会社の店舗の改装をさせて頂いた担当者です。

ご挨拶をしますと、Iさんは
「新年会しようと言っていたのですけど、何やかやあって・・。今日は3人と出かけてきますわ・・・。」

「いつもすいません。△△君ご迷惑かけんようにせえよ・・・。」(やや羨ましげに・・)

といって送り出しました。いつもIさんは何ヶ月かに一度社員を食事に誘っていただきます。

こんな良きお得意様良き仲間に支えられ会社をさせて頂いているのだなぁとしみじみと思います。 〈多謝)

兄弟姉妹

お客様

兄弟姉妹
最近気づいた事なのですが、住宅の工事をさせて頂いているお客様が兄弟姉妹同士がとても多いです。

先日引き渡しをさせて頂いたお宅は2年前にお兄様のお宅を建てさせて頂いてご近所で妹様のお宅を建てさせて頂きました。

現在工事中のお宅も1年前に建てさせて頂いた妹様のお姉様のお宅を建てております。別件で同じような形ですが、妹様のお宅を建てさせて頂いて、遠隔地ですがお兄様のお宅をこれから建てさせて頂きます。

隣町ですが、これから建てる2棟もご両親の貸家と娘様のお宅が同時です。こちらはお母様の妹様のお宅も御世話様になりました。

また何年も営業させて頂いていたお客様の妹様の息子様のお宅を計画させて頂いております。

「兄・弟・姉・妹・ご両親・・・」と書いている内に、読んでいる方にも書いてる本人も!解りづらくなりましたが、ご家族で御世話様になり、会社として本当に有り難いことです。

二月はや天に影してねこやなぎ       百合山羽公

    

プレゼント

お客様

チョコレート 箱
日曜日に住宅の完成見学会を市内でさせて頂いておりました。雪が時々ちらつく寒い一日でした。夕刻、以前お宅を建てて頂いたお客様の娘さんとお孫さんが見えました。

「○○さん(営業担当)おられないですか?」

「打ち合わせに出ております。どうぞ中に入ってお待ち下さい。」

車からお二人とも出てこられません・・。しばらくして再度お声かけすると

「娘が恥ずかしがっているもので・・・。」

助手席のチャイルドシートにちょこんと4歳くらいの女の子が座っておられました。

「娘がお宅の○○さんにと、私を手伝ってチョコレートを作りました。帰られましたらお渡し下さい・・。」と包みを手渡されました。

○○君はとても幸せですね。

寒い中、気持ちに「ポッ」と灯りがついたような気持になりました。

月夜

お客様, 土木

 舞鶴・由良の年始廻りの帰りに大江町のOさんのお宅に挨拶に寄りました。以前に関連会社で河川敷の桑畑の砂利採取をさせて頂いたときの地区のまとめ役をして頂いた方です。とても篤実な方でご夫婦とも穏やかな年季の入った良いお顔をされております。

 兵役中は下士官として秘書役のような形で上官に仕えられ「Oさんでないとダメ」と上官から離してもらえなかったそうです。戦後は京都でお勤めをされ夏は「蹴上げ(京都市東山区)の疎水で泳いだ。」というお話しが印象に残っています。

「日本国もこんなお方がおられたから発展したんだろなぁ・・。」と思ったことがあります。

 いつも年始めには年末でお家で杵(きね)と臼(うす)で搗(つ)かれたお餅を頂きます。売っているお餅とは違いとても粘りがあり美味しいです。奥様が家で作られた「もろみ」も絶品です。大きい豆小さい豆がはいっておりご飯に良く合います。筍(たけのこ)や野菜も・・・。(感謝)

 帰りにそのお餅を我が社のOBのIさんのお宅にお裾分けに届けました。Iさんは関連会社で地元折衝をして頂いた方で、いつも年始は

「社長、Oさんからお餅を預かってきましたで・・。」とおっしゃって頂いたことを思い出しました。

 よくOさんはじめ地権者の方々との一杯のみがあり、Iさんとほろ酔いで、タクシーの窓から由良川筋の月を眺めながら帰りました。川筋のため遮るものがなく、山の端に見え隠れする月もなかなか風情がありました。

 清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふひとみなうつくしき   與謝野晶子

月 山上

琵琶湖疎水:琵琶湖の湖水を、京都市の水道用として運ぶために作られた疏水(常用漢字外のため)です。営業発電として日本で初めての水力発電も行われ、京都の近代化に貢献しました。疎水は発電のほか、水運にも用いられ、鴨川と琵琶湖を結びました。しかし、京都市左京区岡崎付近では勾配が急すぎるため、インクラインと呼ばれる線路が敷かれ、船を線路の上の台車に載せて移動させました。周囲は桜の名所として知られます。

松竹梅

お客様

梅年末も押し迫った頃にユーミーマンションの施主会の旅行の打ち合わせにあるお施主さんの処に行っておりました。毎年恒例で楽しみにしておられるお施主さんも沢山おられます。有馬・温泉町・鷲羽山・博多柳川・朽木湖東・松山・・と様々なところに出掛けました。

「西の方はあちこち行ったので東の方に足を伸ばそうか・・。」ということになり東の2箇所で検討するということになりました。

 話の最中に○○神社(弊社は参道にあります)の千三百年祭(口伝で西暦七百七年!より)の話題から能・狂言のお話や江戸中期の茶碗や吉野椀をみせて頂きました。茶碗には松竹梅があしらってあり「目出度いしるし」とされます。

「・・紋様や塗り薬の色や形で時代をある程度特定出来る・・。・・茶碗の独特のふくらみも飲みやすい・・。」

(私が、会社の植え込みに五葉の松としだれ梅があるために思いついて)

「(松竹梅になるように)竹も植えましょうか・・?」

「大きな竹はあかんで・・かわいいやつやないと・・。家(うち)にあるでもっていきな・・。根がよう伸びるのでコンクリートの水槽を埋めてその中に植えたけど勢いがよいので外に出て行く・・。よっぽどしっかり根が出んようにせなあかんで・・。」

 後日、旧知の△△さんが漬け物をお裾分けに会社にもってこられました。帰りに植え込みの前で、くだんの松竹梅の話をしますと

 「・・親父(先代)の植えた牡丹にも油かすやっときなよ・・。松竹梅も目出度いでええこっちゃ・・。ほんでもお金儲けは猪鹿蝶(いのしかちょう)やのう・・。」

 「???」 

とニヤニヤ笑いながら帰って行かれました。

猪鹿蝶 :花札で「萩に猪」「紅葉に鹿」「牡丹に蝶」の3枚を集めた役。