松竹梅

2006年1月3日

お客様

梅年末も押し迫った頃にユーミーマンションの施主会の旅行の打ち合わせにあるお施主さんの処に行っておりました。毎年恒例で楽しみにしておられるお施主さんも沢山おられます。有馬・温泉町・鷲羽山・博多柳川・朽木湖東・松山・・と様々なところに出掛けました。

「西の方はあちこち行ったので東の方に足を伸ばそうか・・。」ということになり東の2箇所で検討するということになりました。

 話の最中に○○神社(弊社は参道にあります)の千三百年祭(口伝で西暦七百七年!より)の話題から能・狂言のお話や江戸中期の茶碗や吉野椀をみせて頂きました。茶碗には松竹梅があしらってあり「目出度いしるし」とされます。

「・・紋様や塗り薬の色や形で時代をある程度特定出来る・・。・・茶碗の独特のふくらみも飲みやすい・・。」

(私が、会社の植え込みに五葉の松としだれ梅があるために思いついて)

「(松竹梅になるように)竹も植えましょうか・・?」

「大きな竹はあかんで・・かわいいやつやないと・・。家(うち)にあるでもっていきな・・。根がよう伸びるのでコンクリートの水槽を埋めてその中に植えたけど勢いがよいので外に出て行く・・。よっぽどしっかり根が出んようにせなあかんで・・。」

 後日、旧知の△△さんが漬け物をお裾分けに会社にもってこられました。帰りに植え込みの前で、くだんの松竹梅の話をしますと

 「・・親父(先代)の植えた牡丹にも油かすやっときなよ・・。松竹梅も目出度いでええこっちゃ・・。ほんでもお金儲けは猪鹿蝶(いのしかちょう)やのう・・。」

 「???」 

とニヤニヤ笑いながら帰って行かれました。

猪鹿蝶 :花札で「萩に猪」「紅葉に鹿」「牡丹に蝶」の3枚を集めた役。

 

 

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