社長ブログ

車窓

建築

 出張の山陰線車中、たまたま隣に座られたMさんとお話をしました。眼鏡を落とされて一緒に立って探しました。

私の読んでいた本を見られて
「安藤さんはいいですね・・。私の住んでいる街に(著名な)出版社のオ-ナ-の幼稚園がありその設計も安藤忠雄さんです。・・・中村好文さんの本も面白いですよ・・。」とお話頂きました。

 持っておられたイームズの本を見せて頂いて「金型が高いらしいですね・・。」とお話し頂きました。これから京都の陶芸家の窯を訪ねて伊豆の方まで帰られるとのことでした。

 お話ししてとても豊かな気分になりました。「一期一会」に感謝します。

佐藤太精画伯

芸術

 過日所用があり上京しました。Tホテルで思いのほか用事が早く終わった為、東京国立近代美術館と山種美術館に行ってまいりました。Tホテルの隣が有名な建築家村野藤吾氏設計の日本生命日比谷ビル(日生劇場)であったためしげしげと眺めつつ向かいました。

「ふ~ん。これが有名な日生劇場か・・。」(最近に隈研吾さんの本を読むまで全然知らなかった。)

 山種美術館では風景画展で人が多くゆっくり見ることができませんでした。
帰りにアートショップで絵葉書を買いました。たまたま選んだ中に福知山出身の佐藤太精画伯の「静韻」という絵がありました。 

 東京で福知山出身の画伯の絵葉書を買ったことに「!」といった小さな驚きがありました。

佐藤太精画伯 静韻

「建築に夢をみた」

建築

 安藤忠雄氏の表題の本を楽しく読みました。平易な文章でとても読み易かったです。

 「ともあれ、着工から1973年のオープニングに辿り着くまで14年間のエネルギーは莫大なものです。・・以降、二度とシドニーの地を踏むことのなかったウッツオン、単なる技術者としての範疇を超えて、ウッツオンの描いた夢を実現させたオブ・アラップ、そのプロセスをわが身の事として注意深く見守り続けた社会-人々が、建築に注いだ思いの強さが作品に漲る緊張感を与え、見るものに大きな感動を与えるのでしょう。・・ウッツオンがオペラハウスによって作ろうとしていたのは文字通り〈そこにしかできない場)としての建築であり、彼はオペラハウスによって、建築が単に人々の活動を受け入れる器であることを超えて、都市のイメージを変えるほどの力を持ちえるのだということを我々に示してくれました。シドニーの、シドニー港という場所だからこそ、あの美しいオペラハウスが生まれたのであり、また実現のために多くの人々が心を尽くしたのです。」安藤忠雄著「建築に夢をみた」(場をつくる)

 新卒者の採用で建築を学ぶ学生と話す機会があります。時々巨匠ル・コルビュジエ等の名前を聞く事があり建築の本を手に取るようになりました。
 ともあれ、本を読んで一行でも心に残る文章にめぐり合うとしみじみと「良かったなあ。」と思います。
 オペラハウス

有難うございました。

お客様

昨日より住宅展示場「hirasol」のグランドオープンイベントでした。2日間とも切れ間なくお客様にご来場頂きました。「南欧風の自然素材の家」と言うことでしたが、帰られる時のお客様のほころんだ顔が印象的でした。
西向きのため午後はとても暑ったです。

お向かいのランチハウスL様(17年前に弊社で施工させて頂きました)から「暑いから影になるうちの駐車場を使って下さい。」とおっしゃって頂いたり、たらいに氷を入れて(お茶冷やし用)持ってきて頂いたりしました。

ランチハウスLのご家族の皆様!本当に有り難うございました。