秋桜

お客様, 芸術

コスモス
さわやかな秋晴れの中、市内某所で地鎮祭が行われました。敷地の廻りでは秋桜(コスモス)が風に揺れていました。

施主様のご夫婦のお寺の○○寺のご住職により執り行われました。ご住職の和やかなお人柄か、設営の段階から冗談も出る雰囲気でした。

ご住職の設営の指示を待つため、施主様や我々が手に荷物を持って突っ立っていますと

「・・皆立っとるだけや・・」

と呟かれました。(笑)

乾杯の挨拶の中で

「・・・今日まで大変でしたね・・。お二人も米田組の△△さんも・・。今日は土地の神様に『家を建てさせてもらいます。よろしくお願いします。』と施主さんと工事業者さんがお祈りする場です。土地は人間がお金で取引して動きますが・・・太古からある土地には関係ありません。だから『よろしくお願いします』と心を込めてお祈りするのです。」

含蓄のあるお話でした。

はればれとした気持ちで地鎮祭を終えました。

  

満室御礼

お客様

久方ぶりの好天の朝、愛犬の散歩に出かけましたら、生け垣の角で金木犀の香りがしました。白い明け方の月が澄んだ秋空に浮かんでおりました。

昨日まで鉄筋コンクリートの賃貸マンションのユーミーマンション「プロムナ-ド」の躯体見学会とモデルルームの内覧会を堀の一宮神社参道で行っておりました。今回は当社が貸主になる3棟目のユーミーマンションになります。

お蔭様で全室に予約が入り12月初旬の完成を待たず「満室御礼」となりました。

今回の3LDKと2LDK計12室は

①広い目の間取り
②各戸専用物置
③屋根付駐車場(11台)露天駐車場(11台)
を備えました。

キャンセル待ちも出て有難いことです。

YM馬鈴薯3

不動産部でユーミーマンションを600戸余り管理しており、恒例の秋の入居者アンケートと新馬鈴薯配り(5kg)が始まりました。(ワンルームは洗剤です。)

会社に毎日続々とアンケートが還ってきており、

「冬に雪が溶けず廊下階段で滑った。」(廊下が北向き)
「自転車置き場があふれて、自転車を出しづらい。」
「新しいユーミーマンションは風呂に追い炊き機能がついているらしいので、羨ましい。」
「外に水洗い場を設けてほしい。子供の靴等洗う場所がない。」
「スノータイヤ置き場がない。ベランダまで持ってあがるのは大変。」
「ごみ置き場のルールを守らない人がいる。」
「だいたい○番の駐車場に置けるわけがない!マンションと前の縦列駐車スペースが近すぎるでしょ!」
「昨年馬鈴薯をもらっていない。」
「家賃もう少しやすければな-。」

と、貴重なご意見やクレームで順々に改善していきたいと思います。

特に嬉しかったのは、

「定期的に掃除してもらっているので、気持ちよく使いやすい。」
「前日に連絡して翌日には対応してもらえるので、管理がしっかりしているので、安心して住める。」
「ブランド名が知られており品質がよいと言われている。(よい定評がある)」
「大手デベロッパーのマンションに負けるな!がんばれ米田組!じゃがいもありがとう。」

等のご意見です。

直近の入居率が95.5%で目標の97%までもう少しです。安定した住環境を提供できるように務めたいと思います。
    
      十六夜(いざよい)や 手紙の結び かしこにて    佐土井智津子

かぼすⅡ

菓子折

お客様

お菓子
「社長、○○社の○○社長さんが3人でお見えになりました。菓子折も頂きました。」

帰社するなり、女性社員から報告がありました。

立派な菓子折と共に書面が添えられており、今回の見積もりは他社で決定した旨のご挨拶が書かれてありました。

大阪の食品メーカーさんで先日お見積もりをさせて頂きました。子供の頃、慣れ親しんだ食べ物もこの会社の商品です。大阪からわざわざ役員さんと設計事務所の先生と共にお見えになりました。

まさか社長様自ら当地までご挨拶にみえるとは思わず、ご丁寧なことに驚きました。

翌日恐縮してお礼の電話をかけますと、磊落なお声で

「・・お宅の会社の車の止め方もいいですね。・・いろいろ提案していただいて・・。今回は縁がなかったですけど、あちこちやりますので又声をかけます・・。」
とのことでした。

教えて頂くことが多いように思います。

     こほろぎの 夜鳴いて 朝鳴いて 昼鳴ける      内田百閒

お引き渡し

お客様

開明伸銅 内観
「社長・・。貴方にあげるのではないのよ。」(笑)

亀岡での工場の新築工事の引き渡しの席で女性の会長さんから、金一封を頂きました。

「この若い監督さん達に暑気払いにビールでも飲んで頂いて下さい。暑い中、良くやっていただきました。割合建設会社は工期を遅れらせられることがありますが、お宅は工期をきっちり守って頂き感心しました。・・・米田組の社員さんは皆、良い面(つら)構えをされています。(笑)」

冒頭の会長さんの一言に、一気に引き渡しが和やかなムードになりました。

建物の中に水路が走っていたり、高圧のLPガスの空中管路が走っていたりと、工夫を要する現場でしたが、工場の幹部の皆さんの気持ちの良いご協力のお陰で無事納めることが出来ました。

最初の打ち合わせに出た当社の営業担当の帰って来ての一言。

「社長。先方は熱い会社ですわ・・!

一緒に仕事をさせて頂いて、元気を頂いたように思います。深く感謝致します。

もっともっと・・?

お客様, 環境

地球1
取引先の女性社長さんが所用でお見えになり雑談の中で、

「京都議定書達成のためKES(環境マネージメントシステム)にとりくんでます。休み時間にまめに電気を消したり・・。」とのことでした。

我が社でも、毎日の排出ゴミの処理が問題になっており、新規の焼却炉を注文したばかりです。(根本的な解決になっておりませんが・・)

先の日曜日に奈良の西大寺までNPOネットワーク「地球村」の関連団体主催の「勿体ない」という演題の講演会に行って来ました。

暑い中でしたが、乗り継ぎが良く思ったより近く感じました。時間があれば、近在の秋篠寺も行ってみたいと思いました。

その講演会の中で、我々は「50年前に比べて環境に約100倍の負荷をかけている。」とのことです。

50年前は家には家電製品は「ラジオ・電球・電熱器」位で消費電力は15キロワット/月軒で現在は300キロワットだそうです。約20倍に増えているそうです。

自動車も33万台から7000万台に増え駐車場は1台あたり10台くらい用意してあり、駐車場面積で四国全体の面積になるそうです。全国の道路に全部の車を並べれないそうです。

ゴミ問題でも外食やコンビニのお弁当等が増えた結果、大量の廃棄物が出ております。割り箸の年間消費量が住宅2万戸分に相当するそうです。

日本人は1キロ/日ごみ排出しており、1~2トン/軒年出すそうです。「大量消費大量廃棄」の日本は焼却炉の数で圧倒的に世界一だそうです。環境先進国の10倍の焼却で大量のダイオキシンを発生させているそうです。

ドイツ等環境先進国では「生産者・使用者責任」を厳しく定めておりり「ゼロエミッション」(廃棄物を出さない)を目指しているそうです。車・家電・電池・電球まで事前に企業がお金を預かるデポジット制をとっており、不法廃棄をさせないようにしております。また、使い捨て容器に高額な税金をかけたり、廃棄物の堆肥化をおこなっているそうです。

日本の食料自給率は28%(北朝鮮54%)で先進国中最低だそうです。現在の世界の穀物生産量は全地球人口の2倍養えるそうです。しかしながら、肉類は数倍から7倍の穀物飼料を必要とし、先進国で大量に消費されています。「飽食」の日本人は必要カロリーより26%も多く摂取しているそうです。日本は食料の7割を輸入し1/3を捨てています。発展途上国の方を5,000万人養える量だそうです。

オゾン層破壊も進んでおり、日本上空のオゾン層の1/3以上減少したそうです。オゾン層は生物のシェルターで有害な紫外線Bから人間を守ってくれます。オゾン層がなくなると、有害な紫外線により皮膚がん・白内障・感染症が増加するそうです。オゾン層は上空20~30kmに数ミリあるだけです。地上から10数年かけてフロンガスがオゾン層に到達します。フロンガスは自販機・エアコンの冷媒や発泡ウレタン・半導体の洗浄等に使われます。

地球の温暖化も進んでおり、過去100年で地球の温度は0.5℃アップし今後100年5.8℃アップすると予測されております。京都議定書(1997)では温暖化ガス5%減が目標に定められました。実際には60~80%削減必要だそうです。EUは40%を目標とし独英10~20%を既に達成しました。日本6%減を目標に定めるも逆に8%増加したそうです。

熱帯雨林の伐採も深刻な問題で、毎年、日本の面積の1/2の森林失われ1/4が砂漠化しているそうです。国土面積の1/3以下に森林面積なると砂漠化が進むそうです。最近日本に飛来する黄砂は中国の砂漠化が原因です。50年後アマゾンが砂漠化すると言われております。日本は森林国で伐採のコストがあわないため外国から大量に輸入しております。(日本の緑被率66%。)日本はフィリピン・インドネシア・パプアニューギニア・マレーシア・シベリア・カナダから大量輸入しております。先進国の需要によってパーム油等換金作物を作るため現地の人が森林を伐採するために森林が減っていっているそうです。当然の事ながら、森林は多様な生物の連鎖の源・土壌・雨水のダム・酸素供給源です。                 

また、生物種の絶滅も深刻で、ニホンオオカミ・トキ(羽毛布団に使われた)等のように毎年5万~15万種絶滅しているそうです。

そんな話を聞き、我々は現実の姿ありのままに直視しながら、我々のライフスタイル自体を変えていかなければ、次世代の子供達に豊かな地球を残せないと感じました。

例えば、単純な話、私自身常日頃思っていることですが、日本の誇る「新幹線」は「より高速化」との話題が出ておりますが、「充分安全で充分早いし」「それ以上早くする必要性はない」と感じております。

我々は充分豊かな生活を享受しており、「もっともっと」が環境を大きく破壊していくように思います。出来ることからやっていきたいと思います。

  朝がほや 一輪深き 渕のいろ       蕪村

風力発電