土砂災害警戒区域とは?山に囲まれた街だからこそ起こりうる災害…

こんにちは。設計コーディネーターの山﨑です。

最近はまっているのが「グリーンスムージー」です。

飲んでいると青汁に似た独特なにおいがするようで、

私はとても好きなのですが旦那には複雑な顔をされます。

 

さて、今日は少しまじめな話をしようと思います。

私たちがショールームを構えている福知山市はご存知の通り山に囲まれた盆地で、

土砂災害防止法に基づき「土砂災害警戒区域」という区域が多くの地点に設定されています。

土砂災害警戒区域とは、土砂災害が発生するおそれのある土地の区域を明らかにすることによって

警戒・避難体制を促し、人々の生命および身体を保護するために設定されている区域(イエローゾーン)を指します。

そして、中でも著しい土砂災害が発生する区域(レッドゾーン)においては

開発行為が制限されたり、建築物の構造に規制がかかるのです。

 

例えば、去年弊社でリフォーム工事をさせていただいたお客様で、

「古い家を建て替えて新築にするか、それともフルリフォームするかで迷っている」

という方がいらっしゃいました。

現地にお伺いすると、家のすぐ後ろに急勾配の山があることが分かりました。

そこで調べてみると、敷地のほとんどがイエローゾーンで、中でも山側はレッドゾーンに当たっている区域であることが判明し、新築工事を行おうと思ったら

・一定距離、山から離して建てる

・山肌を指定された強度を持つ擁壁で覆う

・崩れてきた土砂が建物より手前でせき止められるように建物際に擁壁を構える

などなどの方法が必須条件であるという事が判明しました。(方法はTPOで異なりますが)

 

それはあまりにも現実的じゃない…

という話になり、フルリフォームをかける話でまとまりました。

しかし、土砂災害の恐れがある区域であることに違いはありませんので、

もしもの際にはすぐに避難ができるように、常に警戒が必要なのです。

リフォームと直接的に関係のある内容ではないかもしれませんが、

実際に区域にかかっている場所にお住まいのお客様には、改めて認識していただく事で

自分たちを守ることが出来るかもしれません。

 

今日はそんな感じのお話でした。