社長ブログ

青春

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弊社の「六十五年史」を作る関係上、長年弊社の型枠大工をして頂いたTさんにお目にかかる。

七十歳を超えられ、現在は自宅で畑をしながら悠々自適の日々。

二十歳過ぎから弊社の型枠大工として活躍され、数多の橋梁、重要構造物の手がけられました。

亡くなられた鉄筋工の親方からいつも

「Tさんの型枠は天下一品やなあ。」

と言われていました。

私が幼稚園の時には我が家の離れに寄宿されており、お風呂に一緒に入って若きTさんの力こぶにぶら下がった記憶があります。
  

富永さん 中津中津 豊崎
(右側がTさん)                       (御堂筋の豊崎のランプ。右の建物が中津の回生会病院)

・・・とても良い写真ですね・・・。

「大阪の中津の現場(御堂筋高架橋工事。飛島建設の下請け。)の時は福知山からは僕らの型枠大工、人夫は秋田(本庄市・由利郡)と九州の阿久根と来ていた。人数が多いので食事も二回に分けて食べていた。事務所はサウナ大東洋の横やった。

奈良(清滝生駒道路、高山大橋)も行った。そこの現場で初めて生コン車を見た。今みたいなドラム式のアジテーターではなく、荷台の上に左官屋がモルタルを練るみたいな攪拌機が載っていた・・。それまでは現場でミキサーで練ってクレーンでつって打設していた。十台ぐらいの生コン車が来て、早く打設してしまうので慌てた・・・。」(弊社決算書に「飛島建設北倭工事」となっている。北倭村は奈良県北部の村)

奈良高山大橋現代 高山大橋
                                (現在新しい高山大橋の工事が進んでいるようです。)

「飛島の大工が来て、教えて貰った。それまで番線で締めていたのをセパレーターを使うようになった。福知山ではセパレーターが売ってなかった。」

「中国道(伊丹宝塚工区)や猪名川の現場や城東(送水管工事)があった。阪急の現場も行った。」

 
 

「橋をようけやったので何処が何処かわからんようになる・・・。」

須知現場

「竹田川の笹場井堰ではコンクリを打設して初めて型枠をばらした。仕事になれてきて仕事を甘う考えとったと思う。型枠の怖さを知った・・・。」

竹田川現場
 
 
「仕事はやりがいがあった。・・・なんぼ二日酔いしても『今日仕事行きたない』と思うたことない。」

「先代には大事にして貰った。朝六時頃現場に行くと先代も現場を見に来た。仕事の好きな人やったで。『自分でやらんと気が済まん』人やった。背広でもすぐ仕事し出すので(先代の)奥さんから『背広を脱がしてから仕事させて』といつも頼まれていた。着替えんと現場来るで・・・・。。

若い頃は先代とは仕事のことでよくぶつかった。『出来るやろ』『出来ひん』で・・・。手を動かすんは自分やで・・。

国道176号(道路新設工事)の頃は先代が目で丁割りをかけて・・・。目でにらんで(よう壁を)『もうちょっとおこせや』と・・・。良い時代やった・・・。

・・・まさに青春ですね。

 
 

変なイントネーション?

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iPad miniを使っております。

朝リュックに入れようとすると、間違ってスイッチに触ってしまい「何かご用でしょうか?」と表示が出てきます。

昨日の朝戯れに、マイクのマークに向けて話しかけてみました。

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会社に行き、今月のお客様廻りをするときにハタ!と気づきました。

今まではお客さまのご住所をカーナビに入れて、その誘導で走ってました。

iPad miniに「マップ」と言うのがあるので、お客さまのご住所を話しかけて指定し、誘導してもらいました。

「ケイロヲカイシシマス。シテイホウコウヘススム。」

と変なイントネーションで誘導し始めました。

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「300mサキヒダリホウコウ」

結構便利で、助手席にナビゲーターが居る感じでした。

途中、篠山店に寄りましたが、車に戻るとセーフモードにならず画面が出たままで、

「コノコモケナゲヤナア」

と思いました。
 
 
マイクマークに音声で入力も便利でメモやメールも指では簡単な修正ぐらいするだけで入力できます。

社内の議事録とか使えるんではないか?と思います。

「鉄腕アトム」の世界、近未来がやってきた感じがします。
 
 

帰りYouTubeで適当にマイクに向かって歌手の名前を入れ懐かしい曲を聴きながら帰ってきました。

・・・聞く曲は・・・「近未来」でなく、とても昔の曲ですね・・・w

Tennessee Waltz
(Redd Stewart / Pee Wee King)

I was dancing with my darling       

To the Tennessee Waltz            

When an old friend I happened to see   

I introduced her to my loved one       

And while they were dancing         

My friend stole my sweetheart from me  

I remember the night  

            
And the Tennessee Waltz           

Now I know just how much I have lost…   

 
Yes, I lost my little darling            

The night they were playing          

The beautiful Tennessee Waltz…  

正常化の偏見

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8月17日の豪雨で被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。

又、弊社に賜りました多数の皆様からのお見舞い、応援に深く感謝申し上げます。

 
 
前日の16日は京都の北の方へ母の叔母のお墓参りに行っておりました。

その直後、京都市内から八木辺りまでものすごい豪雨となりました。

瑞穂町辺りまで来ると川の水量も少なく、

「ここいら辺は、余りふってないね。」

などと言いながら帰ってきました。
 
 
夕刻雷がひどく鳴っておりました。

夕食を食べだすと子会社の砂利採取会社のO工場長から「川筋に置いてある重機が水没しないか?」心配して電話があり、一旦は

「大丈夫やろ。川の水量も少なかったし・・。」

などと言っておりましたが、国土交通省のライブカメラを見ますと不気味な水量に見え

「やっぱり上げよか。直ぐ行くわ。」

と現地へ直行しました。

何とかトレーラー、台車を3台用意して高台にあるF重機さんの工場に上げさせていただきました。

 
2300頃帰宅し少しワインを飲んで2430頃就寝しました。

朝500前に電話の着信のランプや玄関のモニターホン人が訪ねて来た形跡に気づき大変なことになっている事に気づきました。

電話は0150に同じ建設業協会の副会長さんから、訪ねて来た人は近所に住む息子さんでした。

会社も市内のショールームも水没しました。。

やっと片付けが一段落したところです。

unnamed2(夜半から会社に居たH君撮影)
 

 
 
危機に瀕しても、「自分だけは大丈夫」と心のバランスをとろうとすることを「正常化の偏見」と言うそうです。

数日前に娘が夏休みで旅行をして帰路福知山へ立ち寄りそう言ってました。

彼女が北海道に帰った日に何気なく勤務する新聞社の電子版を覗くと「地方版記者コラム」にその事の小文を彼女が書いておりました。

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・・・2週間がたって感心していることは、道路のゴミや泥が概ね無くなっていることです。行政の方や業界の方、ボランテイア、自治会の方々等々ご尽力の結果と思っております。
 
 

 
・・・興味深かったのは掃除掃除で明け暮れた1週間目の日曜日の社員の過ごし方でした。

お客さまのお宅の床下にもぐりこみ、水で浸かった断熱材をとるという過酷な作業をやり続けたM君

「2400に寝て400に起きて魚釣りに行きました。よう自分でも起きれたと思います。どうしても行きたかったので・・・。1500から今朝まで寝続けました。」

それを聞いたTさんは

「朝家の廻りを片付けて、それから終日飲んでたで・・・。」

と言うことでした。

私も朝起きてから暗くなるまで、以前読んでもう一度読みたいと思った本を読んでました。

若き佐藤優氏が外交官として在ソ日本大使館で内政調査に従事しロシア人と人脈を作り、ソビエト連邦消滅の歴史の渦を目の当たりにする秀作です。

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これも心のバランスをとろうとする代償行動みたいなものでしょうか?

 

脳裡をよぎる。

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1024px-Kawara_soba_by_woinary_in_Moji,_Fukuoka

某日、鹿児島からのお客様と会食。

20年来のお付き合いの会社。

身内のようなお付き合いで、こちらが鹿児島に行っても天文館(鹿児島市の歓楽街)で飲むし福知山でも飲む。

会食の締めで瓦そばが出てきたところで、ある光景が脳裡をよぎる・・・。
 
 
 
2ヶ月前から朝方、自宅の1階の天井裏で小動物が我が物顔に運動会。

「ドンドンドン・・・ドンドンドン・・・♪」

家内がムキになって棒で天井を突く。

「バン!バン!バン!」(-_-)

早朝、新聞を読んでいる我が身にとっては落ち着かないこと甚だしい・・・。。

2日間家を留守にして家に帰ると1階の屋根に動物のものと思われる排泄物がカラカラに乾いて放置されている。

仕事中、家内から発見した旨のメール。

・・・仕事も忙しいが・・・一家の主はあらゆるものと戦わなくては・・・とふと思う(汗)
 
 
 
会社でN君に聞くと、

「小動物は蚊取り線香の臭いが嫌いなので天井裏で蚊取り線香を焚いて、小動物を追い出して外から小さな穴を1つづつふさいでいくしかないですね。」

とのこと。

早速家内に頼んで洗面器に水をはってその中で蚊取り線香を焚いて貰う。

梯子と脚立を用意して安全帯をして1階の瓦の上をへっぴり腰で歩く。

距離のあるところは安全帯にロープを繋ぐ。

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毎週月曜日の朝礼の服装点検で安全帯をするが、今回役に立つw

どうも屋根の段違いのところに縦横に漆喰が塗ってあるが交点が丁度穴のように見える。

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(写真をクリックすると塞いだ穴が見えます。)

排泄物もこの近くにあった!

包装材のプチプチ?をはさみで切って塞ぐ。
 
 
お陰で2週間たちますが、小動物の屋根裏での運動会は無期延期になったようです・・・w
 
・・・何で瓦そばと小動物が繋がるかって?・・・焼かれた瓦を見て炎天下で熱せられた瓦の上を四つんばいで前進する自分のけなげな姿が重なったからです(笑)

夏野菜

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夏野菜の美味しい季節となりました。

 
 
2回目の盆が来るので以前大変お世話になった方のご自宅にお供えのお線香を持って訪問。

元銀行の部長さん。

仏間に機嫌よく笑っておられる写真が飾ってある。

なかなか男前。

旧知の奥様としばし歓談。

これからお盆にかけて東京の長男さん宅に次男さんのお孫さんを連れて遊びに行く話しや一所懸命やっておられる自然農法の野菜つくりのお話。

いつも野菜を頂くが圧倒的に美味しい。

月に2回東京・博多の息子さん夫婦に野菜を送られる。

「あんたが(お母様)が野菜送ってくるうちは元気な証拠やで。」

と息子さんが言われるらしい。

梅ジュースや白大蒜を発酵させ味醂などで味付けしたものを頂く。

帰りに沢山の野菜を頂く。

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翌日、篠山へお客様訪問。

前日に菓子折りを買っておき朝一番から向かう。

篠山の大分奥の集落へ訪問。

残雪が山影に残る頃、同じ集落へ来た。

訪問してみると大きな民家で鍵が開いて網戸から風が通っている。

玄関先の朝顔の弦やほおずきなど草花がとても趣のある庭。

紫陽花もたくさん植わっており、季節が少し前なら趣きも変わりまた、いい眺めと思う。

暫し風流なお宅の佇まいを眺める。
  
 
 
家の裏の小川の中で草刈り機のエンジン音。

お声をかけると年配の当家の主でした。

来意を告げお礼を申し上げる。

「冷蔵庫に西瓜が冷やしてあるので持って帰りなさい。(川の中の西瓜の皮が捨ててあるのを指して)・・・こんな悪さをするんですよカラスや猿が・・・。。近所の廃校になった雲部小学校に夏やすみに子供がキャンプに来るので西瓜を作ってくれと言われて・・・。」(微笑)

お宅で群馬県に嫁に行かれた娘さんのお話や篠山市内に嫁がれたもう一人の娘さんのお話を淡々と話してくださる。

道路まで出られて見送っていただく。

有難い限りでした。
 
 
お盆も間近です。

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