梅雨の晴れ間

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姉弟と母との旅行で海外に出かける。

久々で母や姉弟と水入らずで過ごす・・w

帰国の日、東京に用事のため成田便に搭乗。

離陸の時も、空港の整備員の方たちが整列して手を振って見送ってくれる。

着陸時、JALのCA(キャビンアテンダント)の挨拶が情緒があってよい。

「・・・、梅雨明けが待たれる今日この頃です。天候不順が続くと思われます。どうぞお身体を・・・・。」

英語の挨拶では、「梅雨明け・・・」のフレーズは言わなかったと思う。

言えばいいのに・・・。。
 
 
 
都内の用事まで時間があるために、ホテルの近くの友人と蕎麦屋に入る。

旨い・・!

彼は奥様と従業員1名で小さな不動産業を営んでいる。

「・・・もうやめようかなぁ~と思うけど、燃え尽きる前の蝋燭の炎のように声がかかる・・・。」(微笑)

彼もいい感じで歳を重ねている・・・。

普通に見えなあかんし・・・・

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初夏の陽気の昼下がり、リタイヤされた旧知のAさんを訪ねる。

現役時代、影日向となく応援して頂いた。

会社やプライベートの近況の話しをして・・・盛り上がる。

「お~よ~なったのう・・・・。・・・もう会社に寄らんのはおまえとこが寄る必要がなくなったでや・・・・。」

「・・・人の目があるでのう・・・。隠遁しとるわけやで、世を拗ねたみたいに見えたらいかんし・・・、暮らしぶりも・・・困窮しとるみたいに見えたらあかんし、普通に見えなあかんし・・・・最後は綺麗に・・・。」

「・・・・(^_^;)」

ALL OUT

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『生きる力』の強い子を育てる 人生を切り拓く『たくましさ』を伸ばすために」天外伺朗著を読んで考えさせられることがありました。

息子の幼稚園時代のスライム遊びをして、陶然とするする写真が好きです。

学生時代に運動部にいて「ALL OUT」という言葉を覚えました。トレーニングで全て出し切るまでやることです。

子供を授かり幼稚園に通わせている頃、漠然と「フラフラになるまで遊んだらいいな・・。」と思ってました。

弊社の課長は、子供時代に近所のお宅の庭にわざわざ友人と穴を掘り、水をためて大きな石を投げ込んで喜んだり、泥団子を作ってよそのお宅の二階の壁に投げつけて喜んだりしてたそうです。(今、無人の住宅展示場に休みの日に子供が入ってきてお菓子を食べ、食べた菓子くずに彼は反対の追体験??)

別の取締役は、専門学校時代に福知山へ帰ってきて家の車を親に無断で大阪に持って行ったそうです。(所謂かっぱらい(-。-;)週末は綺麗に車を洗車し、一晩中阪神高速の環状線をグルグルと機嫌よく廻っていたそうです。

また、川にバッテリーを背負い、魚を感電させようとして、背中に希硫酸が流れ、カチカチ山の狸状態になったそうです(笑)
 
 

・・・本書では「学力」が物をいう社会は終焉を迎え、これからの時代の子供の教育をどうするかの提言が書かれています。

何かに没頭する状態を「フロー」といい、子供はまず徹底的に遊ばせ、フロー体験をさせるべきと書かれています。

子供に「いい人生」を思わぬ親はいない。人は学力や学歴がそのままいい人生に繋がると、信じて疑わなかった。

今の時代、その図式が実際に繋がっているとは誰も信じられなくなっています。

日本の学校教育自体も「お国のための教育」「与える教育」になり、「引き出す」教育が出来ていない。

ルソー、シュタイナー、モンテッソーリ、デユーイ、ニイル、グリーンバーグ、斉藤公子等の先人の教育学に的確に「生きる力」を強化するための基本的な要素が組み込まれているそうです。

・・・・絵を描く場合の斉藤公子の方法論は、一切の命令や強制がなく、自発的に、何の制約もなしに、自由に描かせる。

顔から手足が出ている絵は、健全に育っている証拠である。自然に抽象化・自分を取り巻く廻りとの関係・天地との関係等情感豊かな絵が描けるようになっていく。著者はSONYでのAIBO等ロボットの開発の延長線上に人間の抽象化等の能力に注目している。

「胴体から手足が出ている」など絵を描き方を指導した場合、数十億年発達してきた情感等をつかさどる古い脳を抑圧して、大脳新皮質(理性・思考・論理)だけで考えるようになってしまい情動の発達に蓋をしてしまう。

・・・その後は、いわゆる「いい子」になり、社会で如才なく立ちまわる人間に通じていってしまい、組織でも人材として活躍しがたくなってしまう。

卒園前の園児の大多数が、教えられたような写実的な絵を一律に描くことへの幼稚園長の危機感に対し、斉藤は一切の絵を禁止し、園の庭に土山を作り、20人が各自トンネルを掘り、真ん中で落ち合う作業を提案。

情動に蓋をされてしまった園児は嬉々として泥だらけになりながら、三ヶ月間穴を掘り進め山の真ん中で感動の合流を果たす。その後に絵を描くことを許され、僅か三ヶ月後に描いたと思えない情感豊かな絵を描く。精神的に大きな変容を遂げていると推測された。
 

・・・モンテッソーリ・スクールの卒業生にはグーグルの創始者の二人ラリー・ページ、セルゲイ・ブリン、 アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾス、「シムシティ」などで知られる天才ゲームクリエーターのウィル・ライト、ウィキペディアを始めたジミー・ウェルズなどがおり、現代の産業界をブレーク・スルーする人々を綺羅星の如く輩出しているそうです。

仕事やプライベートでもいろいろと考えさせらます。

あっ・・・そうそう、会社のT君が3歳の愛児を連れてデイズニーランドに行ったそうです。子供さんは嬉しくてデイズニーランド内を走り廻ったそうです。悲しいかな、夕刻まで体力が続かず、何回も走っていて、前のめりに・・文字通りバタン!と倒れたそうです(*^_^*)

我が家の次男もその昔、デイズニーランドの夜間パレードを見て、文字通り魂を奪われました。

いい体験ですね(`_´)ゞ

初夏

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都内で九段下から麹町まで裏通りをトコトコ歩く。

ブラタモリ状態で○○坂のアップダウンを体感しながら歩く。

道々の植え込みの紫陽花が色づきはじめ、目を楽しましてくれる。

初夏の昼下がり、少し汗ばむ程度で影にはいると心地よい。


 
 
お祭りの提灯も初夏の風物詩。


 
夏も間近・・・。

賢者は歴史に学ぶ

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「直下地震・巨大地震の恐怖ー想定外にどう備えるか?ー」

家村浩和京都大学名誉教授の講演をホテルグランビア京都で拝聴してきました。

非常に興味深い講演でした。

1.東北大震災はM(マグネチュード)9で阪神淡路大震災はM7.2。エネルギーの差は500倍。M1でエネルギー差は30倍。日本周辺のプレートに変異。ストレスが解放されたわけではない。

2.インド洋(スマトラ沖)地震はM9。15万人が津波で死亡。津波という現象を97%の人が知らない。プレートの変動によりその後周辺部でM5~M8の地震が群発。

3.東京電力は2007年に新潟県中越沖地震で柏崎刈羽原発、2011年に福島第一原発という世界屈指の原発が各々被災。

4.福島第一原発のパンフレットには「放射能を閉じこめる5つの壁」なる記載。

5.関西の巨大地震の歴史をひもとくと、かなりの頻度で発生。南海・東南海・東海地震の今後30年に発生しない確率は1%。0.2×0.2×0.3=0.01。

江戸中期の宝永地震(三連動地震)は富士山最後の噴火。右手が宝永山。

想定される津波の規模は20M超。6都道府県。震度7。

6.紀伊半島沖巨大地震の京阪神への影響。

南海・東南海・東海地震3連発でも、京阪神では震度5前後。

津波は1~2時間後やってくる。川をさかのぼってきて上流ほど津波は高くなる。

7.地震被害は全て想定外の連続。一枚腰ではなく二、三、四枚腰の設計手法必要。
 
 
 

・・・物故された私学の副理事長さんがよく言われた言葉を思い出しました。

「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ(ビスマルク)」