品質を求めて

ブログ

波
年末のご挨拶に○○社さんに上がりました。弊社で7年余り工場の建屋や周辺整備をお世話になっております。工事担当者は、ほぼ7年間工場内に入りっぱなしといった状態です。住宅関連部材をお作りになっています。

幹部の方がニコニコと出てこられ、話をしていただきました。

「米田さん住宅着工件数110万戸割るといっていますけど、何万戸ぐらいで落ち着くと思いますか?」

「さぁ・・・60万戸くらいですか??」

「何万戸になるかわからないけど、常に一定量の住宅関連部材は必用ですね。品質を求めて『世のため人のため』(笑)・・やっていくと、選んでいただけますわな。現在も常に淘汰はあるわけで・・。」

「おたくも今年は小さな工事も含めていろいろ工事をお世話になったけれど・・、小さな工事のときに会社が見られているわけで・・。」

「ところで例の見積もりもうできたかな・・。概算でいいから早く出してくださいよ。私が目の黒いうちに完成を見たいから・・。(笑)」

とても有難いお話でした。

(Miami Beach (ゴールドコースト)Akikoさん撮影)

一身にして二生を経るが如く

ブログ

ウェブ時代をゆく
先日からGmailを使用しています。Googleのフリーメールサービスで非常に便利です。Gmailで自分のアカウントを取得し、会社のPCのアカウントを登録しておきますと出先のどのPCや携帯telからからでも読み込め、自分の空き時間や自宅で返事が書けます。メール上に検索機能もあり、同じ語句を使用したメールもたちどころに集めてくれます。「あちら側の世界」にメールを預けておくといった感じでしょうか?

 出張中に携帯でメールをチエックし、返事を書けるのでチャット感覚で使用できます。テクノロジーの進化が我々の生活を大きく変えてくれます。

「ウェブ時代をゆく―いかに働き、いかに学ぶか」梅田望夫著を読みました。

 福沢諭吉は「文明論之概略」の中で、幕末から明治の変化「恰(あたか)も一身にして二生を経るが如く、一人にして両身あるが如し」と表現しました。我々の生きる現代が後世「情報技術(IT)が世界を大きく変えた時代」と総括されるに違いないと著者は述べています。

 半導体の発明によるパソコンの誕生、インターネットの発展、誰もがITに関する必用充分な機能を手に入れるチープ革命、グーグルによる世界の知の体系化、これから未知の大変化・・・。ネット空間は「知と情報」に関しては「リアルの地球」と同じくらい大きな「もう一つの地球」とでも言うべき存在に発展していこうとしています。

 「情報の高速道路」・・女流棋士里見香奈(1992年生まれ)初段は「高速道路を猛スピードで疾走する少女」として書かれています。辺境の地、島根でネット上の対局サイト(「将棋を指す」ことが好きでしょうがない人が24時間365日集うサイト)で遠方の強豪と競いあい、「距離」を克服し世に出ました。

「情報の高速道路」を利用することによって、短期間にその知識を専門家に近いまでに学び、「その後の大渋滞」を経て、「高く険しい道」を行くか、あるいは高速道路を途中で降りて、「けもの道」を行くかは個人の判断によります。

 ウェブ2.0「あちら側の世界」では、主催者があるソフトウェアのソースコード(人が記述したプログラムそのもの)をネット上で無償公開し、世界中の不特定多数の開発者が自由に参加できる環境を用意し、さらにそのソフトウェアを共同で進化させていっています。「人は雇用関係や金銭的契約によって働くもの」といった概念をくつがえし、オープンソース・コミュニテイーは成長続けています。

 そして英語圏のネット空間が「パブリックな意識」にドライブされされつつ進化しています。誰もが実名で参加する数千万人規模の壮大なソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)が実社会でも利用されるようになっています。
 
 いずれにしてもこれからの若い人に「ウェブリテラシー」(読み書きの能力。識字。ある分野に関する能力)を身につけ「自分の志向性」に忠実に生きていくすべを身につけてほしいと著者は述べています。ウェブは「自ら助くるものを助く」。より求められる自助の精神・・・。

 読んでいく中で、「一身にして二生を経る」覚悟と「あちら側の世界」にある将来性と明るさ(善性)を感じました。

「Only the Paranoid Survive」 (病的なまでに心配性な人だけが生き残る)
                    アンディー・グローブ(インテル創業者)

 

 

わかり易い・・

ブログ

うなぎ屋
日帰り出張で浜松に行きました。新幹線を降りるころから「ある想念」に取り付かれました。お昼前に改札口を出るころには、頭の中は「鰻・鰻・鰻・・・・。」といった感じになりました。

同行の○○さんと直ぐ鰻屋を探しました。駅周辺には4・5軒くらい見つかりました。

「昨日来社されたI社長さんが貴兄に言っておられたように、医者が『太りすぎです・・。』といったときにはもう手遅れなので・・。貴兄はざるそばで私は鰻を食べますわ・・。貴兄の奥さんと子供さんの為です・・。」(笑)

そんな親身な忠告も無視した彼と私は一気に鰻丼を平らげました。柔らかくておいしかったです。帰りに店の入り口を見ますと天上から鰻を焼く匂いが通りに噴出すように工夫されていました。魚釣りの撒餌みたいなものです。

閑話休題・・・私の知人のYさんは静岡の出身で無類の鰻好きです。

曰く「静岡では『ちょっといこか・・』言う意味は、鰻屋に行くことです。私くらいです、静岡市の一番の老舗の鰻屋で祝言をあげたのは・・。」

「最初に桜海老の掻き揚げを食べてビールを飲んで、それから鰹(カツオ)のたたきかうな肝、そして鰻丼で仕上げます。」(うっとり)

たまに仕事のきりがついたときに「仕事がうまくいきました・・。今から自分へのご褒美に鰻屋に行きます。」みたいなオタッキーなメールが来ます。

・・いつもいつも羨ましい思いをして聞いておりました。

「親の仇(かたき)」のように鰻丼を食べる私はとっても・・・「わかり易い人間」でしょうか・・・?

  

「あっ・・!社長・・・!」

ブログ

大阪説明会
最近、他人との「間」(ま)ということを少し考えるようになりました。初対面で挨拶するとき、人と会話するとき・・・。自分自身が、少し相手の話をゆっくり受け止めてから話した方がいいかな・・と思います。

先日大阪で会社説明会がありました。

40名あまり参加して頂き、先週の本社に続き、東日本からもご参加頂きました。

説明会開始前に学生さんにリラックスして頂くために、声をかけておりました。

「どこから来られましたか・・・?どんなこと勉強されていますか・・?・・。」
(笑顔)

・・・

「こんにちは。」

ある女子学生に後ろから声をかけました。振り向きざま、

「あっ・・!社長・・・!」

いきなり初対面の学生さんに声をかけられました。

ビックリ致しました。これもネットの時代のなせる技かな・・と思います。

今回は間合いがなく、うまく対応できませんでした。(汗)

  街騒も 数へ日らしく なつて来し     境 雅秋

道具を人々の手に・・・。

ブログ

ウェブ進化論
先日来、ウェブ関係の本を読み続けております。

「グーグルの衝撃(NHKスペシャル)」NHK取材班著・グーグル-Google 既存のビジネスを破壊する 」佐々木 俊尚著・ 「ウェブ進化論」梅田 望夫著・フューチャーリスト宣言」梅田 望夫/茂木 健一郎・・・。

読み進むにつれ、インターネットの可能性・創造性・力の芽を感じます。

・・・Googleの「知の世界の再構築」「ロングテール」「チープ革命」「オープンソース」「ブログと総表現社会」「WEB2.0」「Wisdom of Crowds」(大衆の英知)・・・

大型コンピューターの時代からパーソナルコンピューター(PC)の時代に変化する中で基本オペレーテイングシステム(OS)を握るマイクロソフト社が君臨しました。我々はその領主であるマイクロソフト社に使用料を支払いPCを稼動させてきました。

しかしながら、あくまでもPC内のことで、基本OSWEBブラウザを握っているだけです。現代ではWEB2.0といわれる「あちら側の世界」(WEB空間)内で基本OSであるリナックスグーグルアース等が無償で提供されています。WEB2.0では「オープンソース」といって、「開発経過がWEB上で公開され、ボランティアであらゆる技術者が参画し作り上げてしまう」潮流があります。この流れ加速しています。(ウィキペディア等)

またブログSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)ユーチューブにより、一般の人々が自分で世間一般に発表するメデイアを持ちました。一個人が自分の雑誌をもったのと同じです。相対的にこれまでの新聞やテレビ等のメデイアの力が弱くなると思います。広告についても、検索サイトに出るグーグルのアドワーズ広告のように、より精密に安価で効果的に出すことが可能になりました。

グーグルの検索ページを開きますとある種の計算式(アルゴリズム)により機械的に検索順位が掲載されます。これまでの新聞やテレビでは人為的な取捨選択によりニュースが報道されていました。グーグルニュースでは一つの事件を機械的に、あらゆる民族や国・地域の視点から俯瞰することが可能になりました。

市民がオープンな情報に触れ、以前に比べ、自由に判断することが可能になりました。

テクノロジーの進歩とともに、あらゆる情報が無償で多くの人々に触れ、多くに人々がインターネットを使うことにより結びつき、より「知」の可能性を探求することが可能になりました。

またとかく、ネットの負の面がマスコミで強調されますが、プラスの面も計り知れないように思います。特に日本では既存勢力がネットの力を認めたがらないようです。著作権の問題がよくメデイアの報道されます。

読めば読むほど「産業革命以上の変革」「人類が言語を持って以来の変革」のように思います。

・・今朝も宅急便が昨日の午前中にAmazonに注文した新書3冊を自宅に届けてくれました。思わず配達の方に「早いなぁ~。」と言ってしまいました。これもWEBの威力でしょうか?・・・

読み出すと止まらず、高揚感を感じながら読んでいます。

「道具を人々の手に行き渡らせるんだ。皆が一緒に働いたり、共有したり、共同したり出来る道具を。『人々は善だ』という信念から始めるんだ。そしてそれらが結びついたものも必然的に善に違いない。そう、それで世界が変わるはずだ。WEB2.0とはそういうことなんだ」                  
                   eベイ 創始者 ピエール・オミディーヤー