2010年5月29日
初夏の宵、御年(おんとし)82歳の方と市内某所で一献を交わす。
営業中に、初年兵時代の話しや戦後のご商売の武勇伝に花が咲き、
「・・・・ここから先は、一杯飲まんと・・・、」
ということになり、ご一緒しました。
背広にネクタイ姿で、お見えになりました。
機嫌良く悠然と酒席を過ごされました。
「・・・マッカーサーが、戦後の日本の教育を・・・・。工兵は川の中に入って、自分の肩に橋桁を架ける・・。その上を20KGの背嚢を背負った兵隊が走っていく・・・。兵隊に行った人間は粘り強いです・・・・。18歳で終戦を迎えました・・・。」
「週の内4日間は京都で商売をして、週末は福知山で商売をしました・・・。・・・・全部○○を押さえていましたので・・・。」(笑)
・・・・
爽やかな夕闇の中を、ほろほろ歩きで二軒目に向かう。
・・・・
「・・・お父さんが同世代ですね・・・。お父さんも歌われた・・・、軍歌歌いましょうか?」
「・・・♪エンジンの音 轟々と 隼は征く 雲の果て
翼に輝く 日の丸と 胸に描きし 赤鷲の
印はわれらが 戦闘機・・♪」 (左拳を元気よく伸縮)
・・・・かなりお上手!・・・・
「♪過ぎし幾多の 空中戦 銃弾うなる その中で
必ず勝つの 信念と 死なばともにと 団結の
心で握る 操縦桿♪」 (両膝の間の操縦桿を上下する心憎い!しぐさ)
(「加藤隼戦闘隊」 作詩 加藤部隊 作曲 陸軍軍楽隊)
・・・・パチパチ!!・・・
「じゃー、私も歌います・・!」
・・・どんどん気分は乗ってくる♪
「米田上等兵~。まええ!!」(笑)
「米田上等兵~。行きます!!」
春すぎて 夏来にけらし 白妙の衣ほすてふ 天のかぐ山
持統天皇