秋深し。

紅葉

 過日、晩秋の○○町の奥のお客様に竣工のご挨拶に上がした。スキ-場の前にあるお宅はの廻りは秋色濃く、まもなく冬を迎えようとしておりました。

 大きな大きな古いお宅で2回目の訪問でご主人にお目にかかれました。80歳過ぎの温和な方で、終始笑みを絶やさずお話をしていただきました。

『・・・お父さん(米田組先代)を知っております。○○町の助役に10年ほど出てました。・・昭和47年ごろやったと思いますが・・福知山高校の○○分校の造成工事があり、町内の業者さんでは大きな土木機械がないために声をかけて町内業者さんの下で先代にやっていただきました。

・・みての通り築后90年になる家ですので手を入れることがちょくちょくあります。
いつもはふすまの張替えなど町内の業者さんでお世話になるのですが・・今回は大きな仕事なので米田組さんに声をかけました。

・・百姓は「配り百姓」で迷惑がられながらも・・(笑)作っては配ってます。足がちょっと悪いですが・・福知山には剣道をやってますのでたまに練習に行きます。』

帰って会社の工事経歴を見ますとくだんのお話通り当時としては大きな金額で工事を請け負っていました。後日叔父に会いましたので話をしますと「岩が堅く発破を打ちながらの作業」だったそうです。

仕事の中で先代と今の若い職員の仕事が繋がっているととても嬉しく思いました。

    門を出(いで)て 故人に逢ひぬ 秋の暮     蕪村