チーム・マイナス6%

2006年11月5日

環境

緑 光
「温暖化対策とられなければ、2050年までに平均気温が2度~3度上昇し、気候変動で2億人が家を失い、種の4割絶滅、世界経済の2割縮小。東京も海面の上昇で水害の危機に瀕する…英政府報告書 」(読売新聞)

「地球温暖化の原因となる二酸化炭素(CO2)の大気中の濃度が昨年は世界平均で379.1ppmとなり、前年を2ppm上回って観測史上最高に。18世紀後半の産業革命時(280ppm)より35.4%の上昇。ここ10年は平均1.9ppmずつ増え続けている…世界気象機関(WMO)3日発表」(日本経済新聞)

今週だけでも地球温暖化問題の記事が目にとまりました。
米田組でも京都議定書の「CO2削減マイナス6%」に向けて、取り組もうとしています。

地球温暖化のメカニズムと現状を簡単に記します。

1.地球は太陽光線と温暖化ガス(動植物から排出されるCO2や湿地等から出るメタンガス・一酸化2窒素等)による温暖化効果で平均15度に保たれている。

2.産業革命後石化燃料等の利用により、「抽出速度=吸収速度」(動植物の排出=植物等陸上・海洋・大気の吸収)のバランスが崩れ、大気中にCO2等の温暖化ガスが蓄積されてきている。(吸収の2倍の排出)

3.過去100年で地球の気温は0.6度上昇しており今後100年で5.8度アップすると考えられている。

4.環境の激変を抑えるためには2度の上昇までに抑えなくてはと考えられている。3度以上になると、海洋深層水の循環ストップなど修復不能な壊滅的打撃をこおむると考えられる。(世界恐慌・世界大戦以上の大打撃)

5.そのためには大気中のCO2濃度を475ppmまでに押さえなくてはならない。
  280ppm(産業革命前)379.1ppm(現在)475ppm(48年后)になってしまう。

6.気候変動批准条約である京都議定書(1997)により世界目標をマイナス5%を定められた。(2008~2012)日本はマイナス6%米国マイナス7%(未批准)欧州マイナス8%。英独はすでにマイナス10%~20%を達成。日本は逆にプラス8%。仏では夏季ピーク時の電力料金を10数倍に値上げして消費電力を抑えた。

7.目標値を達成するためには2020年でマイナス20%・2050年でマイナス50%・2100年でマイナス75%を達成する必要がある。

8.CO2の排出の伸びているものは部門別では産業界(省力化)よりオフィスビル・家庭が圧倒的に伸びている。(30%以上)排出の1/5が家庭。照明・家電や自動車・給湯・暖房が大きな部分を占めている。

米田組の社員勉強会でも以下のことを話しました。

1.帰社時パソコン等不要な電源のコンセントを抜く。(待機電力は消費電力の10%)
 照明をこまめに消す。

2.アイドリングストップ。車両の減車。

3.通勤は出来る距離の人は自転車にする。(増えました!)出張も極力公共交通機関を使用。

4.使い捨て製品使わない。割り箸・紙コップ・ス-パ-のナイロン袋は使わない。マイ箸・マイ水筒・マイバッグ。

5.お風呂は続けて入る。追い炊きしない。シャワー使わない。1分間に10L。温めたお湯を捨てる。

6.地産材使う。外国からの搬送に大量の石油を使用。

7.代替フロン製品使わない。使い捨ての塩化製品も代替品考えていく。

8.タバコやめる。お酒1/2に。極力外食しない。

今週に「米田組チーム・マイナス6%」の第1回会議を開きます。

「ヒューマニテイー・チーム」の活躍を期待します。

参考)http://www.team-6.net/-6sensei/ (地球温暖化の現状)

   http://www.stop-ondanka.com/ (環境家計簿)

 

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