梅雨ではありますが、日差しは夏のようです。すぐに暑い夏が来そうですね。
営業の松井です。
家づくりの仕上げとして、建物の印象を大きく左右する「植栽」。玄関まわりやお庭に一本の木を植えるだけで、住まいがより魅力的に引き立ちます。今回は新築工事の外構でよく使う植栽について、魅力や育て方についてご紹介します。
■ シマトネリコ ・・・ 軽やかでモダンな印象に
✔ 常緑で手間いらず。人気No.1の万能樹
シマトネリコは細やかな葉が特徴の常緑樹で、風に揺れる様子がとても涼しげ。現代的なデザインの住宅とも相性が良く、植えるだけでナチュラルかつ洗練された印象を与えてくれます。
✔ お手入れのポイント
・成長が早いので、年に1〜2回の剪定が必要です。
・寒さにやや弱いため、寒冷地では鉢植えにして冬は移動できるようにすると◎。
■ オリーブ ・・・ナチュラルな地中海テイスト
✔ シルバーグリーンの葉でアクセントに
オリーブは南欧風の住宅やナチュラルデザインにぴったり。乾燥にも強く、シンプルでおしゃれな外観を好む方に人気の樹種です。庭や玄関に植えると、まるで海外のような雰囲気に。
✔ お手入れのポイント
・日当たりと風通しの良い場所を選びましょう。
・春〜初夏に剪定し、樹形を整えましょう。
・実をつけたい場合は、異なる品種を2本植えると実がなりやすくなります。
■ イロハモミジ ・・・ 四季を楽しむ日本の美
✔ 春の新緑、秋の紅葉を楽しめる落葉樹
イロハモミジは、日本の四季を感じさせてくれる代表的な落葉樹。春は鮮やかな新緑、秋には見事な紅葉が楽しめ、和風・ナチュラルどちらの住宅にもよく合います。
✔ お手入れのポイント
・半日陰~日なたを好みますが、強い西日は避けましょう。
・落葉するため、秋には葉の掃除が必要になります。
・剪定は冬の落葉期に行うと、木への負担が少なく済みます。
■ ソヨゴ ・・・ 優しい葉音が魅力の常緑樹
✔ 風にそよぐ姿が印象的な上品な木
ソヨゴは、その名の通り風に「そよぐ」音が心地よく、ナチュラルで落ち着いた雰囲気を演出してくれる常緑樹です。雌株には赤い実がつくため、アクセントとしてもおすすめです。
✔ お手入れのポイント
・比較的成長が遅く、剪定の手間も少なめ。
・日向~半日陰まで幅広い環境に適応します。
・寒さにも強く、扱いやすい品種です。
■ ナンテン ・・・ 低木として彩りをプラス
✔ 「難を転じる」縁起の良い植栽
ナンテンは、古くから魔除けや縁起物として親しまれてきた低木。赤く色づく葉や実が特徴で、冬場の寂しい景色にも彩りを与えてくれます。シンボルツリーの足元を飾るサブグリーンとしても優秀です。
✔ お手入れのポイント
・乾燥にやや弱いので、水切れに注意しましょう。
・剪定は花後や実が終わったタイミングが最適。
・日陰にも強く、場所を選ばず植えられます。
植栽は、住まいに“心地よさ”や“個性”をもたらしてくれる存在です。毎日目にする場所に緑があることで、暮らしに小さな安らぎが生まれます。
ご参考にしてみてください。