京都・大阪・兵庫・愛知を中心に工場建設・倉庫建設はヨネダのYSS建築

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冷凍冷蔵倉庫建設を検討しているが、

「コストを抑えるためにはどうすれば良いのか?」「どこに相談すればよいのか?」

というお悩みを耳にします。

失敗せずコストダウンするためには、経験豊富な建設会社と一緒に計画していくことが大切です。

冷凍冷蔵倉庫は、一般的な倉庫に比べ

庫内を一定温度にするための設備に費用がかかり建設コストが高くなりがち」です。

そこで、コストを抑えるためには建物・設備・断熱・法規制等をトータルで検討しバランスよく計画する必要があります。

以下に計画していく際のポイントを記します。

冷凍冷蔵倉庫:計画のポイント

    ①温度帯・湿度帯

    保管するモノにより最適な温度・湿度がありますので、適切な保管環境は「定温」「冷蔵」「冷凍」でそれぞれ何℃位が適切なのかを検討します。

    ②倉庫内の高さ

    倉庫内の高さは建設コストと倉庫稼働後のランニングコストに大きく影響します。

    倉庫ですので出来るだけ多くのモノを保管するためには天井を高くしたいのですが、高くすれば建築費用も上がり、稼働後のランニングコストにも影響があります。

    ③結露対策・凍結対策

    結露や凍結対策は必須です。倉庫内に霜が発生すると商品に悪影響を与えますし、凍結防止のための断熱対策を怠ると建物自体に不具合が生じます。特に土間下の断熱対策は万全に行う必要があります。

    ④法律や基準

    建築基準法・消防法・倉庫業法・食品衛生法の他、様々な法規制や基準に適合した設計が必要ですが、法や基準を過大に解釈してしまうとコストがかかりますので、それぞれ窓口と協議していく必要があります。

    ⑤作業効率

    コストばかり気にしすぎた結果、作業性の悪い建物になったのでは本末転倒です。倉庫内の導線を施主様と綿密に打ち合わせて建物計画を進めていく必要があります。

    ⑥安全性

    冷凍倉庫の場合、庫内に閉じ込めらるといった事故を防止するために通報機の設置が義務付けられています。

    また、プラットホームタイプの建物の場合、フォークリフトの転落防止措置を施す必要もあるでしょう。

    以上、主なものを上げてきましたが、建設コストは「物量」「庫内環境」「作業効率」「安全性」等のバランスです。

    冷凍冷蔵倉庫に限らず、様々な倉庫建設に携わってきた弊社のノウハウでお客様のご要望にお応え致しますので、計画の際にはぜひご相談下さいますようお願い申し上げます。

    以下は弊社での冷凍冷蔵倉庫・定温倉庫の施工事例の一部です。ご参考にして頂ければ幸いです。

     

    工場建設を検討しているが「何からすればよいか分からない」「高額な投資である為、絶対に失敗したくない」という声をよく耳にします。

    失敗しない工場建設のためには、業者任せにせず、お客様自身で大まかな流れやポイントを把握することが大切です。

    工場建設までの大まかな流れとして、以下の4つの段階に分けられます。

    【1】計画 → 【2】設計 → 【3】工事 → 【4】工場稼働

    特に【1】【2】の段階を業者任せにしてしまうと、完成後に「思っていたのと何か違うな…」という状況になりかねません。

    ヨネダではシステム建築業界の中でもトップシェアのyess建築を20年以上採用し、100棟以上の工場・倉庫施工実績があります。(参考:yess builders net)

    【1】計画段階については別のコラム(参考リンク)で詳しく説明していますので、併せてご覧ください。ここでは【2】設計段階に焦点を当てます。

    ヨネダでの設計段階の流れ

    ヨネダでは、お客様から「何から始めれば良いか分からないが、一度話を聞かせて欲しい」という声や「ザックリと工場建設のアイデアがある」といった状況でよくお問い合わせをいただきます。その際に実際にお伺いし、以下の段階でお話を進めています。

    ① お問い合わせ

     ヨネダでのお問い合わせは、主にウェブページから寄せられます(参考リンク)。また電話での問い合わせも多いです。お問い合わせいただいた後、担当エリアの営業担当者から直接連絡を差し上げます。この段階では「建設予定地」「簡単な計画内容」「お伺いする場所・日時」などについて簡単にお話を伺います。

     

    ② 初回訪問・ヒアリング

     通常、お客様の会社へ初回訪問を行います。ただし、場合によっては建設予定地や喫茶店など、待ち合わせ場所を調整することもあります。

    初回訪問では、今回の計画に関する詳細な情報をお伺いします。ヒアリングの中で以下の情報を主にお伺いします。

     

    1) 計画地について

    計画地の正確な住所を伺います。土地に関する資料(地図、測量図など)があると聞き取りがスムーズになります。もし資料がない場合でも、打合せ後に調査を行い計画を進めさせて頂きます。住所の確認は、計画地に関連する法的な制約を確認するために必要な情報です。

    2) 計画目的について

    計画地の確認後、次に計画の目的を伺いします。例えば、「各地に散在する拠点を集約したい」とか、「老朽化した工場をリニューアルしたい」といった目的です。これによって、お客様の要望やニーズを明確にし、計画を進めていきます。

    3) 計画建物について

    計画目的を確認したら、具体的な建物に関する要望を伺います。どのような工場を建てるのか、何を保管するのか、平屋か二階建てか、等の現段階でのアイデアを聞き取りさせて頂きます。要望がまだハッキリしない場合も、ヨネダ側からもアドバイスやメリット・デメリットの説明を通じて、計画のベースを確立します。

    ③ ご提案

    お客様との打合せを元に、見積書と図面を作成し提出させて頂きます。また、計画地の市町村役所で計画が可能かどうかを調査します。毎回計画地を調査するのですか?と質問される事がありますが、基本的には全ての場合に調査を行います。これを怠ると後で建設不可などの問題が発生する可能性があります。ヨネダでは、1級建築士事務所を併設しており、建設計画全体をサポートできる強みがあります。

    実際に提案をさせて頂くと、ほとんどの場合で「もう少し変更したい」といった要望が出てきます。これはこちらとしても一切問題はなく、より要望が分かりやすくなるので何度も何度も打合せを重ねていきます。図面や見積書を通じて計画が具体的になり、要望が可視化されるからです。実際にお会いしてご提案していく中で、ヨネダ側からも提案を行い、計画の大枠を確定させていきます。

    ④ 設計契約締結(業者決定)

    何度も打ち合わせを繰り返し、計画の内容と建設費用がある程度明確になると、設計契約(業者決定)を結びます。これにより、計画段階から工事に向けた協議が始まります。

    またこのタイミングで初めてヨネダでは費用が発生します。設計契約金は本体契約内容の一部であり、本体契約とは別途費用が発生するわけではありません。

    ⑤ 実施設計

    計画の大枠が確定したら、行政協議と詳細な打ち合わせを行います。実施設計のタイミングで以下を進めて参ります。

    1) 行政協議

    設計契約完了後、計画地の役所や消防署との協議が本格的に行われます。法的な制約を再度確認し、現在の計画がこれらの制約を満たしているか最終確認をします。

    また、必要に応じて届出や申請を行います。同様に、消防署や警察とも協議を行います。検査機関とも確認申請に向けた協議を行います。

    2) 地盤調査・構造計算

    計画地の地盤調査を行い、建設する場所の地盤強度を調査します。これにより、基礎の補強が必要かどうかが判断可能になります。また、建物や基礎の構造に関する計算も行い、建物と基礎のサイズや構造を決定していきます。

    3) お客様との打ち合わせ

    設計契約段階では建物の内容が大まかに決まり、そこからお客様と詳細な内容を決定していきます。内装、仕様などについて打ち合わせを行っていきます。また、電気、空調、水道、外構など、建物以外の部分についても詳細に協議します。

    ⑥ 建築確認申請 提出・許可

    行政協議や詳細な打ち合わせを経て、確認申請を提出します。建築確認許可が降りるまで、計画は仮定の段階であり、許可が下りてから確定となります。許可が降りたら工事請負契約を結び、実際に工事が始まります。

    最後に

    工場建設は時間と費用がかかる重要なプロジェクトです。

    しかし多くのお客様にとって建設計画は初めての経験です。

    工場・倉庫計画は建築業者に任せっきりというスタイルよりは、我々は少しでもその不安を取り除き、信頼関係を築き一緒に計画を進めていくパートナーになりたいと考えています。

    業者選びで失敗したくない!という方は一度ヨネダにお問い合わせください。

    工場建設・倉庫建設 1500坪事例

     

    工場の建設予定が決まっているが、「どんな工法を選べば良いか分からない」というお客様の声を耳にする事があります。

    一言で「工場」と言っても鉄筋造・木造・鉄筋コンクリート造等様々な構造が存在し、更に各構造にも在来建築やシステム建築など種類があります。

    鉄骨造の工場が主流である昨今、鉄骨造の中でもシステム建築を選ばれる事業者様が非常に増加しています。

    ヨネダではシステム建築業界の中でもトップシェアのyess建築を20年以上採用し、100棟以上の工場・倉庫施工実績があります。(参考:yess builders net)

    その中で「そもそもシステム建築って何?」という点に絞ってご説明させて頂きます。

    ①システム建築と在来建築の違い

    システム建築と在来建築の主な違いを抜粋すると以下の様になります。

    • 製造環境の違い
    • 建築のスピード
    • 品質と精度
    • コスト
    • 持続可能性  等々

    1.製造環境の違い(システム建築専用工場)

    システム建築は、柱・梁などの構造部材や屋根・外壁材などの外装材をある程度の規格化します。

    システム建築は、専用工場内で製造するため、高品質で安定した生産量で製造が進められます。

    一方、在来建築は主に建設地域近辺の鉄工所で製造する事が多く、品質が一定ではありません。

    2.建築のスピード(短工期)

    システム建築は建物の構造部材や外装材があらかじめシステム建築専用工場で製造されています。

    また現場では熔接は行わず、ボルト締めで迅速に組み立てが行えるのも大きな特徴となります。

    在来建築は複雑な形状や要望に応える為に、建設現場での細かな加工や組み立てが必要で時間がかかる場合があります。

    そのため工期自体がシステム建築の方が早いという理由で、システム建築を採用頂く事もあります。

    また工期の短さは様々な仮設材等の建設資材のリース代を抑える事も出来ます。

    システム建築では、建設工期を短く出来るので、それに付随してコストを抑える事も出来ます。

    3.品質と精度(高品質)

    システム建築では専用工場で安定して高品質な製造が行われるため、高品質な品質管理や精度均一化が可能です。

    一方、在来建築では現場での加工が必要なため、品質の一貫性や精度の確保が難しい場合があります。

    また建設現場での熔接作業などは職人さん次第で品質にバラツキが出ます。

    yess建築ではHグレードの専用工場にて製造・管理され安定製造されている為に、弊社では安心して長年採用しております。

    4.コスト(低コスト)

    システム建築は効率的な製造プロセスと工程の最適化により、材料の無駄や人件費の削減が可能です。

    また、建築部材をある程度規格化する事で、一貫した製造と組み立てが可能になり、建物全体のコストを削減できます。

    yess建築では、ある程度規格は行いますが、様々な要望に応える為に柱のピッチや建物幅・長さは1mm単位で対応が可能です。

    よくプレハブみたいな感じでしょ?と勘違いされて、決まった寸法しかないと思われがちです。

    しかしながらシステム建築はプレハブ工法の良い所は真似て、経済性を追及しながら必要に応じて要望に柔軟に対応しています。

    経済性とは例えば外壁材の幅が900mmとすると、その900mmの倍数であえて建物幅を決定します。

    そうする事で、余分な外壁材をカットをせず無駄になる材料も減り、その分だけ外装材の施工費・廃棄費用が少なくなります。

    そういった側面も踏まえて、yess建築では高効率の良い建物が完成して建設コストに反映されます。

    5.持続可能性(SDGs)

    システム建築で経済性を意識して計画する。

    つまり無駄な廃材等を出さない事は、建材の廃棄物の削減など、持続可能性(SDGs)に関するアプローチを取ることができます。

    状況にもよりますが、在来建築に比べて環境への影響を低減する可能性があります。

    システム建築が安く建てられる理由は、上記で述べたように効率的な製造プロセス、部材の最適化、人件費の削減、建築工事のスピードアップなどが組み合わさって今皆様に選ばれています。

    ②システム建築に適さない場合がある計画とは?

    システム建築は多くの場合、効率的で迅速な建築手法とされていますが、すべての工場計画に適しているわけではありません。

    以下に、システム建築に適さない可能性がある工場計画の例をいくつか挙げてみます。

    1.高層の建築物

    システム建築では大空間・大容量を得意としており、高層の建物には対応が出来ません。

    3階以上の建物の場合はそもそも対応不可能という場合がありますので、平屋建または2階建で計画を行います。

    2.建築面積が比較的小さい場合

    建築地の形状、計画地の利便性、法的制約などにより建築面積を小さくせざるを得ない場合があります。この場合はシステム建築に適しません。特に3階以上の建物を計画する場合や、狭小地、制約の多い都市部の工場計画で建築面積が100坪に満たない様な計画は、システム建築での計画が難しいことがあります。

    システム建築は、大空間・大容量で最大のメリットが出ています。(参考:弊社施工事例)

    3.独自性の高い形状やデザイン

    システム建築は、ある程度の標準化や規格化が前提とされています。

    一方で、独自性の高い形状やデザインを求める場合、度合いによりシステム建築では要求に対応するのが難しい場合があります。

    そうは言っても見た目を格好良くしたいというお声があるのは事実です。その場合は、外壁材の外側を装飾する等でデザイン性を高めます。(参考:弊社施工事例

    4.超重量特殊配管を天井から吊る必要がある場合

    システム建築は、部材の無駄を徹底的に省くために部材の軽量化をしています。太陽光パネル設置程度は問題ありません。

    軽量化した屋根材では超重量のタンクや配管を吊る事には適していない場合があります。

    まとめ:工場計画のニーズや環境に合わせてシステム建築を採用する

    ①システム建築と在来建築の違い

    • 製造環境の違い(システム建築専用工場)
    • 建築のスピード(短工期)
    • 品質と精度(高品質)
    • コスト(低コスト)
    • 持続可能性(SDGs)  等々

    ②システム建築に適さない場合がある計画とは?

    • 高層の建築物
    • 建築面積が比較的小さい場合
    • 機能性よりもデザイン性を重視する場合
    • 超重量特殊配管を天井から吊る必要がある場合

    この様にお客様の要望の内容によってはシステム建築では対応が出来ないので、在来建築が選ばれることがあります。

    まずはシステム建築の説明だけでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。

     

    工場建設を検討しているが「何からすればよいか分からない」「高額な投資である為、絶対に失敗したくない」という声をよく耳にします。

    失敗しない工場建設のためには、業者任せにせず、お客様自身で大まかな流れやポイントを把握することが大切です。

    工場建設までの大まかな流れとして、以下の4つの段階に分けられます。

    【1】計画→【2】設計→【3】工事→【4】工場稼働

    特に【1】【2】の段階を業者任せにしてしまうと、完成後に「思っていたのと何か違うな…」という状況になりかねません。

    そこで、この記事では一番重要である【1】計画段階で注意するポイントを解説します。

    ヨネダではシステム建築業界の中でもトップシェアのyess建築を20年以上採用し、100棟以上の工場・倉庫施工実績があります。(参考:yess builders net)

    工場建設を検討されている方は、是非参考にしてください

    ❶工場建設の目的を明確にする

    建設する工場の目的を明確に定義します。

    目的は様々だと思いますが、増産体制の構築など生産量の増加、老朽化の改善、拠点の集約など、工場が達成すべき目標を掲げます。

    目的がブレてしまうと何をする為に工場を建てるのか曖昧になってしまう為、具体的な目的を立てることが大切です。

    ❷工場を建てる場所を明確にする

    工場を建設する場所を選定します。

    この時に自社敷地に建てるのか、これから土地を取得して工場を建てるのかが大きな分かれ目となります。

    ① 自社敷地(敷地内増築計画)の場合

    この場合は自ずと位置や大きさが決まってくる事が多いです。

    しかし、落とし穴も多いのが自社敷地内での増築計画です。

    この場合の注意点は、既存建物が適法な状況か並びに建設時に既存建物を利用しながら新工場建設が可能なのか等が挙げられます。

    自社敷地(敷地内増築計画)のポイント

    1)既存建物が適法な状況か?

    ・敷地内の建物に確認申請済証・検査済証が存在するのかを確認してください。

     存在する場合は、申請当時から増改築を行っていないか等の確認を行います。

     存在しない場合は、行政協議等の少し込み入った話になり、最悪の場合は計画が出来ない場合があります。

     まずは確認申請済証・検査済証があるのかを確認してください。

    2)既存建物との離隔距離が取れているか?

    ・既存建物と計画建物の離隔距離により建物の仕様が変わる場合があります。

     離隔距離が取れない場合は既存建物自体の改修が必要な場合や、計画建物の耐火性能を上げる必要があります。

     少しでもコストを抑える為に離隔距離は重要な要素となります。

    3)既存敷地内で新工場建設が物理的に可能か?

    ・工事中には大型車両の通行や駐車、現場事務所や建設車両スペース等が必要です。十分なスペースの確保が可能か確認する必要があります。

     自社敷地内での増築計画は、検討すべき事は沢山あります。

     従って施主様側と建設会社側でしっかりと密にコミュニケーションを取らないと、そもそも計画不可や工事不可などの場合があります。

    ② 新しく用地を取得して計画する場合

    そもそも工場が建設可能か、交通アクセス・道路付けは良いか、従業員の通勤手段はあるか、周囲の状況、新たな労働力を採用出来る場所かなどを考慮し、最適な場所を選びます。

    新しく用地を取得する場合のポイント

    1)工場が用途的に建設可能か?

    ・土地には必ず用途地域が存在します。用途地域とは、その土地に建設可能な建物を制限するルールです。

     過去に工場を建てる為に購入された土地が、実は工場の建設が不可能な用途地域である事例がありました。

     用途地域の確認は、計画地の都市計画課等の窓口や市町村によっては行政HPで確認する事が可能です。

     工場計画の場合は基本的には準工業地域以上の工業エリアを選択する事が重要です。

    2)交通アクセス・道路付けは良いか?

    ・インターチェンジの近く等、交通アクセスが良い場所は操業後の配送コストを抑えられるので非常に人気の土地となります。

     また、敷地への道路付け(広い道路に接しているか等)が良い方が、建設コストを抑える事が出来ます。

     狭い道しかない場合は、大型車両で運搬が出来ないので、輸送コストが大幅に上昇する傾向があります。

    3)周辺の状況は工場操業に適しているか?

    ・建設予定地の周辺状況は操業後に大きな影響を与えます。

     周辺に住宅が多く密集している場所で工場を稼働していると、周辺住民から音の制限・稼働時間の制限等のクレームが届く場合があります。

     周辺に住宅が多い場所での計画は、可能な限り避けた方が良いと考えられます。

    ❸予算とスケジュールの策定

    工場建設に必要な予算とスケジュールを策定します。

    工場建設にあたり費用がいくら必要なのか?に加え、新工場の稼働後、何年かけて費用を回収する事が出来るのか?を検討していく必要があります。

    また、予算の二の次になりがちなのが「スケジュールの策定」です。

    操業時期を明確に考えておられる方は多いですが、案外忘れがちなのが建築業者との打合せ期間や申請期間です。その辺りも踏まえての検討が必要です。

    ①工場建設に必要な予算

    工場建設に必要な予算はいくらですか?という問いには、一概に返答が出来ません。(YSS建築参考価格)

    国交省の報告では、2022年度鉄骨工場建設費用は平均で82.0万円/坪と出ていましたが、

    これは工場の計画(建物形状・土地形状・地盤・設備内容)により、大きく変わります。

    その為、施主様の方で幾らの予算を見れば良いか策定する為に、早期の段階で建築業者と打合せをする事をおすすめします。

    そうする事で、おおよその見積りが早い段階で作成することができ、融資先の銀行様との打合せもスムーズになります。

    弊社では、計画がしっかり定まっていない状態でも、現時点の内容を基に話を一つずつ進めさせて頂いております。

    ②スケジュールの策定

    稼働開始日を先に決めてから計画される方も多いですが、その場合は注意が必要です。

    一般的に工場建設の工事期間は6ヶ月程度が多いですが、それはあくまで建築確認申請の許可がおりてからの話になります。

    建築確認申請とは、計画している工場の内容が現行の法規と合致しているかの確認を行うことです。

    建物・基礎の図面・構造計算書類、各種届出など提出を求められる書類が膨大であり、許可側も事務処理に時間がかかる為、かなりの期間がかかります。

    弊社では、お客様から「操業開始迄何カ月見ておけばよいですか?」と聞かれた際は、業者決定から約1年間かかるとお伝えしており、余裕を持った計画が必要です。

    更に抜けがちになるのが、建設業者との打合せ開始から「業者決定」までの期間です。

    この期間には、計画内容を業者に伝え見積を依頼し、その内容に対して再見積を繰り返す期間が必要です。

    更に、1社で決めるのは適正価格か不安になるので、相見積を行う事になります。

    それだけでもかなりの時間を要する事になり、一般的に半年弱程度は見ておく必要があります。

    上記のことからも、スケジュールは十分に余裕を持って計画していく事が大切です。

    早めに建築業者に声をかけ、一緒にスケジュールを作成していくことで無理のない計画を作ることができます。

    まとめ:早い段階で建築業者に相談しながら、しっかりと計画することが重要

    失敗しない工場建設のために、計画段階のポイントを紹介しました。

    工場建設の目的、場所、予算とスケジュールを意識して、早い段階で建築業者と一緒に考えることが重要です。

    弊社では「何から始めれば良いか分からない」声にお応えし続けております。

    設計・施工の両方をこなすヨネダは、お客様の計画をトータルサポートしております。

    工場建設をご検討中の方や、これからご検討される方はお気軽にお問合せください。

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