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コラム

そもそも「システム建築」って何?

工場建設・倉庫建設 1500坪事例

 

工場の建設予定が決まっているが、「どんな工法を選べば良いか分からない」というお客様の声を耳にする事があります。

一言で「工場」と言っても鉄筋造・木造・鉄筋コンクリート造等様々な構造が存在し、更に各構造にも在来建築やシステム建築など種類があります。

鉄骨造の工場が主流である昨今、鉄骨造の中でもシステム建築を選ばれる事業者様が非常に増加しています。

ヨネダではシステム建築業界の中でもトップシェアのyess建築を20年以上採用し、100棟以上の工場・倉庫施工実績があります。(参考:yess builders net)

その中で「そもそもシステム建築って何?」という点に絞ってご説明させて頂きます。

①システム建築と在来建築の違い

システム建築と在来建築の主な違いを抜粋すると以下の様になります。

  • 製造環境の違い
  • 建築のスピード
  • 品質と精度
  • コスト
  • 持続可能性  等々

1.製造環境の違い(システム建築専用工場)

システム建築は、柱・梁などの構造部材や屋根・外壁材などの外装材をある程度の規格化します。

システム建築は、専用工場内で製造するため、高品質で安定した生産量で製造が進められます。

一方、在来建築は主に建設地域近辺の鉄工所で製造する事が多く、品質が一定ではありません。

2.建築のスピード(短工期)

システム建築は建物の構造部材や外装材があらかじめシステム建築専用工場で製造されています。

また現場では熔接は行わず、ボルト締めで迅速に組み立てが行えるのも大きな特徴となります。

在来建築は複雑な形状や要望に応える為に、建設現場での細かな加工や組み立てが必要で時間がかかる場合があります。

そのため工期自体がシステム建築の方が早いという理由で、システム建築を採用頂く事もあります。

また工期の短さは様々な仮設材等の建設資材のリース代を抑える事も出来ます。

システム建築では、建設工期を短く出来るので、それに付随してコストを抑える事も出来ます。

3.品質と精度(高品質)

システム建築では専用工場で安定して高品質な製造が行われるため、高品質な品質管理や精度均一化が可能です。

一方、在来建築では現場での加工が必要なため、品質の一貫性や精度の確保が難しい場合があります。

また建設現場での熔接作業などは職人さん次第で品質にバラツキが出ます。

yess建築ではHグレードの専用工場にて製造・管理され安定製造されている為に、弊社では安心して長年採用しております。

4.コスト(低コスト)

システム建築は効率的な製造プロセスと工程の最適化により、材料の無駄や人件費の削減が可能です。

また、建築部材をある程度規格化する事で、一貫した製造と組み立てが可能になり、建物全体のコストを削減できます。

yess建築では、ある程度規格は行いますが、様々な要望に応える為に柱のピッチや建物幅・長さは1mm単位で対応が可能です。

よくプレハブみたいな感じでしょ?と勘違いされて、決まった寸法しかないと思われがちです。

しかしながらシステム建築はプレハブ工法の良い所は真似て、経済性を追及しながら必要に応じて要望に柔軟に対応しています。

経済性とは例えば外壁材の幅が900mmとすると、その900mmの倍数であえて建物幅を決定します。

そうする事で、余分な外壁材をカットをせず無駄になる材料も減り、その分だけ外装材の施工費・廃棄費用が少なくなります。

そういった側面も踏まえて、yess建築では高効率の良い建物が完成して建設コストに反映されます。

5.持続可能性(SDGs)

システム建築で経済性を意識して計画する。

つまり無駄な廃材等を出さない事は、建材の廃棄物の削減など、持続可能性(SDGs)に関するアプローチを取ることができます。

状況にもよりますが、在来建築に比べて環境への影響を低減する可能性があります。

システム建築が安く建てられる理由は、上記で述べたように効率的な製造プロセス、部材の最適化、人件費の削減、建築工事のスピードアップなどが組み合わさって今皆様に選ばれています。

②システム建築に適さない場合がある計画とは?

システム建築は多くの場合、効率的で迅速な建築手法とされていますが、すべての工場計画に適しているわけではありません。

以下に、システム建築に適さない可能性がある工場計画の例をいくつか挙げてみます。

1.高層の建築物

システム建築では大空間・大容量を得意としており、高層の建物には対応が出来ません。

3階以上の建物の場合はそもそも対応不可能という場合がありますので、平屋建または2階建で計画を行います。

2.建築面積が比較的小さい場合

建築地の形状、計画地の利便性、法的制約などにより建築面積を小さくせざるを得ない場合があります。この場合はシステム建築に適しません。特に3階以上の建物を計画する場合や、狭小地、制約の多い都市部の工場計画で建築面積が100坪に満たない様な計画は、システム建築での計画が難しいことがあります。

システム建築は、大空間・大容量で最大のメリットが出ています。(参考:弊社施工事例)

3.独自性の高い形状やデザイン

システム建築は、ある程度の標準化や規格化が前提とされています。

一方で、独自性の高い形状やデザインを求める場合、度合いによりシステム建築では要求に対応するのが難しい場合があります。

そうは言っても見た目を格好良くしたいというお声があるのは事実です。その場合は、外壁材の外側を装飾する等でデザイン性を高めます。(参考:弊社施工事例

4.超重量特殊配管を天井から吊る必要がある場合

システム建築は、部材の無駄を徹底的に省くために部材の軽量化をしています。太陽光パネル設置程度は問題ありません。

軽量化した屋根材では超重量のタンクや配管を吊る事には適していない場合があります。

まとめ:工場計画のニーズや環境に合わせてシステム建築を採用する

①システム建築と在来建築の違い

  • 製造環境の違い(システム建築専用工場)
  • 建築のスピード(短工期)
  • 品質と精度(高品質)
  • コスト(低コスト)
  • 持続可能性(SDGs)  等々

②システム建築に適さない場合がある計画とは?

  • 高層の建築物
  • 建築面積が比較的小さい場合
  • 機能性よりもデザイン性を重視する場合
  • 超重量特殊配管を天井から吊る必要がある場合

この様にお客様の要望の内容によってはシステム建築では対応が出来ないので、在来建築が選ばれることがあります。

まずはシステム建築の説明だけでも構いませんので、お気軽にお問い合わせください。

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