瓦の歴史 次世代に残したい思いをつなぐ瓦葺き替え工事

こんにちは。篠山店の八木です。

5月の連休は比較的天気にも恵まれましたが、みなさんいかがすごされましたでしょうか。

私は、4月にバイクが納車され、会社のメンバーとツーリングに出かけました。家族とも

キャンプに出掛けました。どの行先や施設もソーシャルディスタンスや、消毒など徹底され、

新型コロナウィルス対策がされていました。皆さんもお気をつけ下さい。

 

今回は、以前お世話になったお寺の山門瓦葺き替え工事について書きたいと思います。

篠山城から少し離れたお寺の山門の屋根瓦が劣化してきたため、葺き替えのご相談がありました。

お寺側からは、「鬼瓦と立浪瓦を再利用してほしい、デザインを同じようにしてほしい」という

ご希望がありました。

鬼瓦は一部は補修をし、塗装をかけて綺麗に仕上げました。昔、篠山城敷地内にあった門の鬼瓦を

使用しているそうです。向い鳩のデザインが入っています。証明する資料は無いそうですが、

当時の立町にあった瓦職人が製作したような紋が刻まれていました。

立浪瓦は大きく破損していたため、やむなく類似デザインのものと取替をしました。

【参考まで】立浪瓦とは、、、

屋根棟瓦についている縁起物の瓦のことを指し、火事除けの願いが込められています。
文字通り、立浪は「水」を表していますので、火災等から守る意味が含まれています。

◆施工前

◆施工中

  

◆施工後

山門の為、工事中は通行できませんでしたが、皆様にご協力いただき、無事に完成となりました。

皆様に喜んでいただけて良かったです。

最近は、お寺や神社などの修繕工事をごいら頂くことが増えました。

できる限り対応させていただきたいと思います。

腐食等で修繕費がかさむ前に一度豪相談下さい。