先日、外構工事をお世話になっているお客様の現場で、
法面が崩れてこないようにコンクリートを打つ為の型枠を組んでいました。
そうすると、TVアンテナ柱とさるすべりの木が影響してくることがわかりました。
土工事の職人さんは、
「アンテナは置いておくが、
木は切った方が天端がキレイに納まる。
しかし、木も生きているから切るのはかわいそうだし、
切りたくなったら後から切れるが切ってしまえば
どうしようもないので残すようにしよう。」
と言われ、施主様と相談して残すこととなりました。
そう言えば以前も庭の木を取る際に「かわいそうなので持って帰り資材置き場に植えている」と
その方が言われてたことを思い出しました。
木が残ると環境的にはCO2削減にもなりますが、
もっと身近で木も生きていると言うことを再認識しました。
そして、今日は日曜日ですが当番で出勤しました。
すると朝早くから、建築部のTさんか来られていました。
「昨日、会社の鯉が死んでいて気になったから今日も見に来た。」とのことです。
(会社の旧社屋の池にはかなり昔から推定70匹?の鯉がいます。)
Tさんがいつも餌をあげたり世話をされているのですが、聞いてみると
「水の状態が変わったのか、夏の暑さか何匹も病気に掛かっている」とのことです。
薬をあげているらしいですが、掃除中に池を覗いてみると確かに今日もたくさん浮いていました。
するとTさんは近くに穴を掘って埋めてあげると重機の鍵を持ってきました。
穴が掘り終わると自分も埋めるのを手伝おうと網を持って池からすくい出しました。
鯉たちがかなり大きいのは知っていましたが、体長が1m弱もあるので持ち上げるだけで大変でした。
5匹ぐらい穴に持って行き、次の浮かんでいる鯉を穴に降ろすと
「パタパタッ」 ・・・と最後の力で動きました。
慌てて池に戻しましたが、浮かんでいてほとんど動けません。
明日まで持つのか?他の鯉に病気が移らないか?・・等いろいろ考えましたが、
死にたくないと水中で口をパクパクさせている姿を見ると、非常に難しい判断でした。
他にも弱っている鯉もいてるようで、結局Tさんに
「明日また見に来よう・・・」と埋めた場所に土を入れることにしました。
そこで自分は、昨日コンクリートを打設した現場を確認に行く為にその場を離れました。

サルスベリの木はその時、
「切らないでくれ」
と訴えてきてたのかはわかりませんが
その姿を残したまま、
コンクリートも見事に仕上がりました。
会社に帰ると、「心配してくれてありがとう」のメモとともに飲み物がおいてありました。
Tさん、現場の職人さんから生き物に対する思いを強く感じた日になりました。